2011年02月03日

テトム

tetom.jpg「ガオレンジャー」という作品は換装合体パーツをパワーアニマルという自然界の精霊のようなものとしたため、戦隊メンバーは自然と意思の交流を出来る者たちという設定となりました。
これは一種のシャーマン的な能力であります。
もともと人間には太古の昔にはそうした能力が備わっていたのですが、進化の過程でそうした能力は失われていきました。
こうして現代の人間たちはそうした自然との対話能力を失ってしまったのですが、突然変異でそうした能力を持った人間が生まれることもあります。
これを劇中では「ネオ・シャーマン」といいます。

パワーアニマルはオルグとの戦いが必要となった時、そういうネオ・シャーマンの資質を持った人間を見つけ出してガオレンジャーに指名していくのです。
現代のガオレンジャーに選ばれた走や冴などの5人もネオ・シャーマンなのです。
しかしネオ・シャーマンは隠された資質は有るものの、現代文明の中でその資質を自覚することなく暮らしてきていたわけで、
しかもパワーアニマル達は人間の言葉は喋れませんから、ネオ・シャーマンの資格者たちをその資質に覚醒させる導きはなかなか上手く出来ません。
そこでパワー・アニマルとネオ・シャーマン候補者たちの間を仲介して、ネオ・シャーマン候補者たちを最初に覚醒に導く役割の人間が必要となります。
これが「ガオの巫女」と呼ばれる者で、現代のガオレンジャー5人を導いたガオの巫女がテトムです。

ガオの巫女というのはパワーアニマルに仕える巫女で、
ガオライオンをリーダーとしたパワーアニマル5体と共に、空に浮かぶガオズ・ロックという不思議な島に暮らしています。
オルグの活動が活発でない時はパワー・アニマルと共にガオズ・ロックで眠りについており、
眠っている間は年をとらないようで、現代においてオルグの活動を察知して目覚めた時点で1022歳だそうで、
その外見が20歳代にしか見えないことからも、かなり長い間、眠っていたようです。
テトムの祖母もガオの巫女をやっており、1062歳になる昔のガオレンジャーであった月麿と知り合いであったようですので、テトムはガオの巫女を務める家系のようです。

テトム自身がパワーアニマルと意思を通わせることが出来るわけですから、
テトムもまたネオ・シャーマンなのであり、ガオレンジャーになる資質は持っているのでしょう。
ガオの巫女特有の超人的な力もあるようで、外見に似合わず大変な怪力の持ち主でもあります。
オルグに襲われて戦って撃退することも出来る戦闘力も持っているようですが、基本的には変身もしませんし戦いません。
どうもテトムの家系は、ガオの巫女という重要な役割を継承していくことを絶対の使命とした家系のようであり、
危険は避けてガオズ・ロックで務めを果たすことのみを優先させるもののようです。
よって、走や冴などのように現代の生活に交わることもせず、
ガオズ・ロックで生まれて、オルグとの戦いの必要が無ければ眠り続け、最終的にはガオズ・ロックで死ぬという一生を送ります。

ガオレンジャーに選ばれた5人もテトムやパワー・アニマル達と共にガオズ・ロックで暮らし、ガオズ・ロックと共に移動して次の目的地に移動していきます。
オルグのことや宝珠のことなど、必要な情報はだいたいテトムが教えてくれます。
つまり、テトムはいわゆる司令官ポジションにあたるのです。
外見は若い女性ですが、年齢は1000歳を超えてますから実際のところ貫禄は十分なのです。

そういうわけで、このテトムはガオレンジャーの仲間ではありますが、微妙にガオレンジャーとは立場が違う。
ガオレンジャーより少し立場が上な感じで、オルグやパワーアニマルや宝珠のことなど、戦いに必要な情報をガオレンジャーよりも多く知ってますから、かなりキャラは立っています。
その反面、現代社会のことを何も知りませんから、結構ズレたところがあって、ガオレンジャー達とのギャップがなかなか面白いです。
巫女とかいっても大して厳かなムードではなく、かなり感性のズレた明るい世話好きのお姉さんという感じで、
その素っ頓狂さと、時々織り交ぜるシリアスモードが程良く、かなりツッコミ所満載の良キャラです。
しかも行き掛かり上、時には敵と戦ったりもしますし、
追加戦士の月麿とも同じ1000年前の時代を知る仲間として因縁も有り、
熱血5人組のうちの1人ということでキャラが薄めだった冴よりも、テトムの方が物語においてはヒロイン的役割を果たしていたように思えます。

このようにガオレンジャーとパワーアニマルの仲立ちをするキャラというのは必要だったとは思いますが、
それがテトムのような若い女性の外見のキャラである必然性が物語的にはあったわけではありません。
これはやはり、ガオレンジャーという物語がかなり熱血バトル重視の少年ジャンプ風の硬派娯楽路線に傾き過ぎた作風であったため、
こうした脇のキャラで少し華やかさや柔らかさを出したかったということでしょう。
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posted by 通りすがりのシンケンブラウン at 23:28 | Comment(0) | 戦隊ヒロイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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