2011年02月09日

今中笑里

emiri.jpg今中笑里は「アバレンジャー」に登場する恐竜やでバイトしている女子高生で、愛称は「えみポン」です。
実は最初にアスカが地球でダイノガッツを持った戦士を探していた時に、爆竜の声を聞いて駆け付けたのがえみポンと恐竜やの主人の杉下竜之介(スケさん)で、
ダイノブレスをアスカから受け取った2人はイエローとブルーのアバレスーツを装着しようとして首から下までは変身に成功するものの、
ダイノガッツが足りず、そこで変身解除してしまいました。
その後すぐに幸人とらんるが駆け付けて変身し、更に凌駕も現れて変身してアバレンジャーの初陣ということになり、
それを見ていたえみポンが「アバレンジャー」と命名しました。

これは「暴れているから」という安直な理由での命名でしたが、
その後、バトルスーツの正式名称が「アタック・バンデット・レジスタンス・スーツ」だと聞き、
略すると「アバレスーツ」だとえみポンが主張し、
結局、戸惑うアスカや幸人を押し切って「アバレンジャー」という呼称を定着させてしまいました。
そしてスケさんが恐竜やをアバレンジャーの拠点として使うことを提案すると、ちゃっかりえみポンもバイトとして居ついてしまいました。

えみポンはこのように異常にノリが良く、押しが強く強引な性格であるのです。
まぁ爆竜の声を聞くことが出来たということは、えみポンもある程度はダイノガッツが大きかったわけで、
首から下までは変身出来たというのも、それを物語っています。
だからアスカや爆竜たちの事情も一般人とは違ってよく理解出来ているわけで、深く共感し協力者となるには相応しい人物だと言えます。
そういう善意で協力者となっているのですが、それが異常に強引な押し掛け協力者のように見えてしまっているのは、その強引なキャラクターのせいもあります。

しかし、えみポンが強引に見えている最大の原因は、えみポン自身がいずれアバレンジャーに、それもアバレピンクになってやろうと虎視眈々と狙っているからです。
ちなみにピンク色のアバレスーツは無いので、アバレピンクにはなれません。
それでもアバレピンクを自称しているわけで、えみポンは相当のバカです。
実際、学校の成績はビリらしいので、本当にバカのようです。
まぁバカではありますが、ダイノガッツは確かに普通の人より多めに持っているので、自分もアバレンジャーになりたいと思うのでしょう。
要するに完全にギャクキャラで、コメディリリーフ的な役割だといえます。

バカでハイテンションのムードメーカーなので、いつも明るく戦士たちを迎えてくれる癒しキャラでもありますが、一歩間違うとかなりのウザいキャラでもあります。
まぁ出来は悪いけど純粋で憎めない馬鹿娘という感じなのですが、
こういうキャラを登場させた意図は、まずやはり恐竜やという一種の疑似家族空間を盛り立てる意味でしょう。
懐の深い父親役としてのスケさんと、元気でおっちょこちょいのバカ娘役としてのえみポン、そしてしっかり者で可愛い末娘の舞という3人がいて、
アバレンジャーや爆竜たち、果てはヤツデンワニやマホロ、壬琴まで、どんな相手でも温かくシンプルに受け入れるのが恐竜やの持ち味であり、
そのためにはえみポンは普通の分別や思慮のある女子高生では務まらない。
やはり何も考えていないようなバカがいいのです。

そして、もう1つ、えみポンやスケさんのような中途半端にダイノガッツを持ったキャラを登場させ、
第一回ではどう見ても凡人で脇役キャラである2人を途中まで変身させるという前代未聞の衝撃的シーンを披露したのは、
「誰でもヒーローになれる」というメッセージを視聴者の子供たちに送るためのものであったと思われます。
それは夢を与えると同時に、アバレンジャーというヒーローをより身近に感じてもらい、ダイノブレスなどの玩具販促につなげるという商業的狙いももちろんあったでしょう。
そのためにはえみポンやスケさんはいかにもヒーロー然とした美女や美男子ではいけないわけで、
いかにも一般人であるような冴えない外見である必要があったのです。

特にえみポンはその後も2回アバレピンクになろうとして失敗を繰り返したり、
潜入捜査などでは前線にも立って協力するキャラであったので、
中途半端にカッコいいキャラだったりすると一般人ではなくヒーロー側の人間に見えてしまいそうになる危険が高いので、
あくまで子供たちの身近キャラという立ち位置をキープさせ続けるために、
極端にデフォルメされたカッコ悪い馬鹿キャラとして造形されています。
それでいて不快感を感じさせないようにしなければいけないわけですから、なかなか絶妙のバランスで成立していたキャラだったのです。

ただ、制作側としては多少はアバレピンクの件では迷いがあったようにも見えます。
あるいはえみポンを追加戦士とする構想も無かったこともないのでしょう。
それで2回もえみポンがアバレピンクになろうとするエピソードを挿入していたのかもしれません。
少なくともそういう構想が消えた名残のようなものがそういうエピソードという形となって現れたのではないかと思えます。

実際、らんるという正規ヒロインは、あまりに明るく真っ当な正統派ヒロインであったために、
ややダークな面の多かった派生ストーリーの場面には対応しきれなくなっており、
逆にユルい場面ではえみポン同様、コメディリリーフ的存在になってしまっており、キャラが多少かぶっていました。
ならばいっそえみポンを正規ヒロインに昇格させて明るい元気癒し系の正統派ヒロインとし、
らんるはそのシャープなルックスに見合ったクールなヒロインへとキャラを変えてダークな派生ストーリーにもっと絡ませた方が、全体のバランスが良くなるように思えます。
そういう構想が少しはあって、それでえみポンがアバレピンクになろうとするというキャラ設定がとりあえずはずっと維持されていたのでしょう。
様子を見て、いつでもえみポンをアバレピンクに昇格させることは出来る準備だけはしておいたというところでしょう。

しかし結局、えみポンがアバレピンクになることはありませんでした。
1回目はエヴァリオンの怪人の術の副作用で(えみポンはよく怪人の被害に遭う設定)、変身魔法を使えるようになってしまい、
変身呪文を唱えてアバレピンクになろうとしますが、「ピンク」と「ピッグ」を言い間違えてブタになってしまい、
副作用の効力が切れて元に戻るまで2話分の間、ブタの姿のままでした。
2回目は単に自作のコスプレでアバレピンクの格好をして戦おうとしただけでした。

やはり、えみポンのキャラのコンセプトはあくまで視聴者の分身としての「アバレンジャーに憧れる人」であり、
彼女がアバレピンクになることによって視聴者の夢が叶うという見方もありますが、
最初から変身することが前提でキャラを作っていたのならそれでもしっくりくるでしょうが、
えみポンの場合はそうではなく、かなり思い切ってカッコ悪いキャラにしてしまっていたので、
今さら正規ヒロインにするわけにはいかなかったと思われます。
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posted by 通りすがりのシンケンブラウン at 10:15 | Comment(1) | 戦隊ヒロイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えみポンのビキニ写真も見たいです。お願いします。
Posted by アバレファン at 2012年06月02日 21:35
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