2011年02月13日

デカピンク

デカピンク.jpg




















「デカレンジャー」の前作「アバレンジャー」における戦隊ヒロインの樹らんるがキャラが上手く立たなかったのは、
らんるが従来型の正統派戦隊ヒロインだったからでした。
もともと戦隊ヒーローや戦隊ヒロインというキャラは、
戦隊シリーズ特有の「熱く真っ直ぐな正義のチームが悪を倒す」というシンプルな世界観の中で形成されてきたもので、
それゆえ、正統派戦隊ヒロインというのは、真っ直ぐで純粋でひたむきで一生懸命で優しくて可愛いキャラでした。
そういうヒロインが、同じように熱く真っ直ぐな男性ヒーロー達とチームを組んで悪を倒すのが戦隊シリーズの正しい世界観だったのです。

シリーズの歴史において、こうした戦隊フォーマットが確立したのがゴーグルファイブの頃で、
この時の戦隊ヒロインが桃園ミキで、ミキがこの正統派戦隊ヒロインの要素の起源にあたります。
これ以降の戦隊ヒロインはほとんどがミキのイメージから派生したヒロインで、
数少ない例外がジェットマンの鹿鳴館香と早坂アコ、カーレンジャーの志乃原菜摘と八神洋子、そしてタイムレンジャーのユウリでした。
これらの例外ヒロインの出ていた作品は、あえて従来の戦隊シリーズとは違った方向性を目指した作品でしたから、
ヒロインのタイプが異質であるのは当然でした。
あとはだいたい桃園ミキの系譜の正統派戦隊ヒロインですから、
アクションよりも雰囲気重視になったギンガマン以降は紅一点で正統派戦隊ヒロインがいればいいという体制が続き、
その流れでアバレンジャーの樹らんるも純粋でひたむきで一生懸命で優しく可愛い正統派戦隊ヒロインでした。

しかしアバレンジャーという作品には、「熱く真っ直ぐな正義のチームが悪を倒す」というシンプルな世界観を基礎にしつつ、
同時にそれだけでは正義と悪の戦いを説明しきれなくなった時代を背景にして、「正義と悪の葛藤」というテーマも作品の世界観の中に入り込んできたのです。
つまり従来の戦隊シリーズとは違う世界観が混ざってきたわけで、
そうなると従来型の正統派戦隊ヒロインのらんるではそうした異質な世界観には対応しきれず、
その異質な世界観に基づく描写のシーンでは存在感を発揮することが出来ませんでした。
そうしたシーンで存在感を発揮していたのは戦隊ヒロインのらんるではなく、準ヒロインのマホロでした。
しかし準ヒロインはやはり準ヒロインであり、物語の中で正規の戦隊ヒロインと同じ役割は果たせません。
やはりどのような場面でも戦隊ヒロインがヒロインとしての存在感を発揮する方が望ましいのです。
また、準ヒロインとして登場させたヒロインは戦隊ヒロインに昇格させることは、やはり難しいのです。

もともと、少子化の影響もあって戦隊シリーズは子供達の父母層をはじめとした高年齢層戦隊ファンを意識したキャスティングをする傾向は2000年頃から始まっており、
ヒロインタイプの女性キャラも常に複数登場するようにはなっていました。
ただ戦隊ヒロインの役割は1人でも足りていたので、それは戦隊ヒロインではなく、準ヒロインや悪のヒロインであったのです。
しかし、作品の世界観の中に従来の戦隊シリーズ的な世界観とは明らかに異質な世界観が入り込んでくるようになり、
それに対応出来るヒロインが戦隊ヒロインではなく準ヒロインや悪のヒロインということになってしまうのならば、
最初からその異質な世界観に合ったタイプのヒロインを戦隊ヒロインとして設定しておけばよかったという考えにはなります。

アバレンジャーにおけるそうした失敗は序盤から明らかでした。
そして、アバレンジャーの次の作品のデカレンジャーもまた、従来の戦隊シリーズの世界観とは異質な要素がかなり含まれた作品ということになりました。
ならば、そのデカレンジャーらしい異質な世界観の部分に対応した戦隊ヒロインを最初から用意した方がいいということになります。
それがまさにジャスミンだったわけですが、
ただ、このジャスミンだけでは従来の戦隊シリーズのヒロインとしての魅力には欠けます。

scan188.jpgジャスミンはかなり人気の高い戦隊ヒロインですが、
それは放送当時には今までに無いタイプの戦隊ヒロインとしての新鮮な魅力が有り、
放送後はジャスミンに類似したヒロインが登場していないオンリーワンの魅力が有るからです。
それは言い換えれば、デカレンジャーでしか成立しなかったヒロインということであり、戦隊ヒロインとしての汎用性に欠けるということです。
つまりジャスミンはデカレンジャーの独特の世界観に特化したタイプのヒロインであり、そのため極めて個性的なヒロインとなっているのです。
その分、普通の戦隊ヒロインとしての魅力には欠けると言っていいでしょう。

いくら従来の世界観とは異質な要素が入って来たといっても、それでもデカレンジャーはれっきとした戦隊シリーズ作品であることも事実です。
例えばカーレンジャーやタイムレンジャーのように戦隊シリーズの世界観とは全く異質な作品にするという覚悟を持って振り切ってしまったような作品ならば、
その戦隊ヒロインが菜摘や洋子、あるいはユウリのように超個性的ヒロインだけで占められてしまっても問題は無いのですが、
戦隊シリーズに軸足を置きつつ異質な世界観も採り入れようというようなデカレンジャーのような作品の場合、
その戦隊ヒロインがジャスミンのような作品特化型の個性派ヒロインだけではマズいのです。
やはり、従来型の正統派戦隊ヒロインも必要となります。

つまり、ここに新しいタイプのダブルヒロイン制が生まれてくるのです。
正義が不確かになった時代において、従来の「熱く真っ直ぐな正義の戦隊が悪を倒す」という世界観だけでは作品が成立しなくなったため、
作品を成立させるためには、従来型の戦隊の世界観と、それとは異質の何らかの世界観を融合させねばならなくなった結果、
その2つの世界観にそれぞれ対応した2つのタイプの戦隊ヒロインを登場させねばならなくなったのです。

これは何もヒロインにだけ限ったことではなく、男性ヒーローの方にも同様のことが言えます。
ただ男性陣の場合はもともと戦隊内に複数のキャラが存在するのが当たり前であり、
もともとそれらのキャラはそれぞれ違ったタイプのキャラであることが多かったので、
この変化があまり目立たなかっただけのことです。
デカレンジャーにおいては、作品の世界観に合ったタイプのヒーローは、あくまで冷静にプロの刑事としての規律を守って職務をこなすことを重視するホージーやセンちゃんであり、
特にその象徴的存在は厳格なチームリーダーでもあるホージーです。
一方、デカレンジャーチーム内においては独断専行でいつもトラブルを起こす問題児のバンは独自の正義感に従って行動する従来の戦隊ヒーロー型の熱血キャラです。

この2つのタイプのヒーローが同一チーム内に共存することでデカレンンジャーという物語は成立しており、
2つの価値観を持ったヒーロー同士がぶつかり合ったり理解し合ったりする過程がデカレンジャーというドラマの1つの軸になっています。
というより、それこそがこのドラマの唯一の軸であり、
最終的にはこの2つの価値観が融合したヒーロー像を示すことがこのドラマの目標であったのでしょう。
それがつまり「熱いハートでクールに戦う」という番組のキャッチフレーズそのものであり、
そのスピリッツを持った刑事こそが、この作品の言うところのヒーロー像「プロフェッショナル」の1つの到達点なのです。

女性陣の場合も男性陣と同じように2つのタイプの戦隊ヒロインを登場させて、2つの価値観の融合を描いていくことがデカレンジャーのコンセプトとなりますが、
女性陣の場合は戦隊ヒロインがこのところチーム内に1人しかいない状態が続いていたため、
この男性陣と同じようにするためには、まずは人数を1人増やしてダブルヒロイン体制にしなければいけませんでした。
そうして作品特化型の個性派ヒロインとしてジャスミンを据え、
対する従来の戦隊ヒロイン型のキャラとして設定されたのがウメコでした。

scan189.jpgウメコは本名は胡堂小梅といい、デカピンクに変身します。
このデカレンジャーの物語はバンが地球署に5人目のデカレンジャーとして着任するところから始まりますが、
バン着任前の4人のデカレンジャーのうち、最も後輩であったのはウメコで、年齢も一番下であったようです。
ちなみにバンは着任は一番後ですが、年齢はホージーと同じなのでウメコやジャスミンよりは上で、着任しても全然敬語とか使っていませんでした。
おそらく地球署への配属が一番後なだけで、キャリア自体は問題児なりに結構あるのでしょう。
だから別にバンは他の4人に対して敬語を使う必要は無いとバンは考えているようで、
ホージーたちもバンの破天荒な行動には辟易しつつも、敬語を使わないことを非難したりはしていません。

しかし、その中でウメコだけはバンに対して先輩風を吹かせて敬意を払うように要求しています。一蹴されてしまいましたが。
しかし、その一方でウメコはジャスミンを呼び捨てにしていますし、
ホージーを差し置いてリーダーを自称してすぐに仕切りたがりますし、
いつも地球署の一番風呂を占有して悪びれもしません。
そのくせ、ホージーやセンちゃんのことは敬称で呼びます。
要するにその場その場のノリで行動しているだけなのです。

といって、別にウメコが嫌なヤツというわけではありません。
ウメコには全く悪気は無く、単に異常なハイテンションキャラなので、
その場その場で思いついたことを全部積極的に実行しているだけのことなのです。
そしてリーダーを自称したり先輩風を吹かせたりするのも、自分が一人前の刑事であるという強い自負心の表れです。
それだけウメコは刑事という仕事に誇りとやる気を持っており、類稀な積極性で常に突っ走っているのです。
それで常に仕事中はハイテンションなのです。

で、ウメコが実際に優秀な刑事なのかというと、正直少し微妙ではあります。
小柄な割に身体能力は高く、
とりあえずデカレンジャーになっているだけのことはあって、基本的にプロフェッショナルの刑事としての能力は備えています。
格闘術や射撃なども一人前にこなします。
ただ、他のデカレンジャー達が皆それぞれ特化して優れた能力を持っているのに比べて、
ウメコの場合の特化能力はちょっと微妙です。

まず変装術の名人ということになってますが、別にそんな特殊な変装術を使えるわけではありません。
単にウメコが小柄で童顔であるため、変装するとごく普通の若い女の子にしか見えず、
どう見ても刑事に見えないという、あんまり誇ってよいのかどうか分からない特徴のおかげで変装しての捜査の成功率が高いだけのことです。
ただ、変装しての潜入捜査などで成功するのは、変装そのものの技術よりも、
ウメコがクソ度胸の持ち主で、動揺したりすることが無いからです。
これはこれでなかなか大したものです。

あと、ウメコの得意とするのが交渉術という触れ込みになっています。
つまりネゴシエイターなのだそうです。
しかし、これも何らかの心理学的アプローチなどがあるというわけではなく、
誰に対しても臆することなく交渉することの出来るクソ度胸と、
相手を無駄に緊張させることのない子供っぽい可愛らしい外見が
ウメコのネゴシエイターとしての能力の根源となっています。

あと、やはりネゴシエイターとして最も重要なのは、相手をひっかけたりする小手先のテクニックなどではなく、
まずはどんな相手からでも信用される安心感なのですが、
ウメコは一見頼りないように見えて、とても明るく天真爛漫で純粋な性格なので相手に妙に安心感を与えるのです。
多少頼りない点も、相手にしてみれば騙されているのではないかという警戒心を緩める効果もあります。

ただ、このウメコ流の交渉術は、物語の中ではまともな局面で使われたことはほとんどありません。
だいたいは子供や動物相手に使われる羽目になることが多く、
ウメコが子供や動物に非常に好かれやすいため、それらの局面でウメコ流交渉術は冴えに冴えわたります。
ただ、ウメコ自身はいつも変な交渉ばかりする羽目になっていることに、やや複雑な心境で、
もっとシリアスでカッコいい場面での交渉をしたいようですが、そういう機会は巡ってきません。
これは制作サイドがわざとそのようにしているようで、ウメコにはあんまりカッコいい場面を作りたくないようです。
むしろドジや失敗のシーンが割と多いです。

何故、制作サイドがウメコをカッコよく描こうとしないのかというと、
それは結局このように見てきたようにウメコの刑事としての能力や魅力の源泉は、
その子供っぽさや頼りなさ、そして、それゆえの一生懸命さやひたむきさ、開き直ったクソ度胸、純粋さなどなのであり、
ウメコの颯爽とした活躍シーンばかり描くと、そのせっかくのウメコの美点が損なわれてしまうからです。
むしろ、ドジや失敗をしても、あんまり見せ場が無くても、それでもひたむきに真っ直ぐ頑張るウメコを描いた方が、ウメコのキャラクター性に合うのです。

ウメコというのは、つまりひたむきに純粋に明るく一生懸命頑張るキャラなのです。
つまり、正統派戦隊ヒロインのキャラなのです。
そして、それが変装術や交渉術などのウメコの刑事としての特異能力(やや微妙ではあるが)にちゃんと妙な形で結びついているキャラなのです。

ただ、通常の正統派戦隊ヒロインキャラの場合はもっと無難な立ち位置なのですが、
ウメコの場合は結構アクが強く、ドジなども妙に目立ちます。
それはどうしてなのかというと、このデカレンジャーという作品が従来型の強大な侵略者と戦隊が戦うようなタイプの作劇になっていないからです。
そういう従来型の戦隊の場合、日常が常に危機状態なので、
追い詰められた状況でヒロインがひたむきに頑張る姿勢は自然に生じますし、それを周囲もそのまま温かく受け入れます。

しかしデカレンジャーの場合、仕事で犯罪者の取り締まりを行っているだけですので、通常はそんなに危機意識というのはありません。
追い詰められた状態でないのです。
そういう状態でウメコだけ常にひたむきに頑張る姿勢がマックスなので、
周囲から見ると異様にハイテンションなアクの強いウザキャラに見えてしまうのです。

photo004.jpgまた、そうしたウメコのひたむきな姿勢をウザキャラとして描写するのではなく肯定的に描写しようとすると、
デカレンジャーのような危機意識の低めの世界観の戦隊の場合は、ウメコ個人の状況だけを危機のレベルの上がった状態にすることが多くなります。
例えば仕事上のヘマをして失地挽回のために頑張らねばならない状況となるとか、そういう感じです。
つまり、そうなるとウメコのドジや失敗の場面は増えてくることになります。

ウメコは正統派戦隊ヒロインでありながら、妙にウザキャラであったり、ドジが多かったりするのは、このようにデカレンジャーという作品の特殊性のゆえなのです。
しかし、この正統派の可愛らしい戦隊ヒロインでありながら、ウザキャラでありドジキャラでもあるというのが
ウメコの他の正統派ヒロインには無い魅力にもなっているのも事実です。
そういう意味では、ウメコもまたジャスミンとは違った意味でオンリーワンの魅力を備えた戦隊ヒロインなのです。

作品特化型戦隊ヒロインのジャスミンの魅力がオンリーワンなのは当然としても、
正統派戦隊ヒロインのウメコの魅力までがオンリーワンであるのがデカレンジャーのダブルヒロインの凄いところです。
男性陣の方におけるバンとホージーが互いにぶつかり合いながら理解し合っていったように、
このオンリーワン同士のダブルヒロインの絶妙のペアが互いに自分には無い部分に憧れ認め合いつつ友情を深めていき、
最終的にはここでも「熱いハートでクールに戦う」というプロフェッショナルな刑事の姿に近づいていくのが、
このデカレンジャーというドラマのコンセプトでもあるのです。

結果的にこのジャスミンとウメコのダブルヒロインは強烈なインパクトを残し、
シリーズで初めてダブルヒロインのペアに異名がつけられ、「ツインカム・エンジェル」と呼ばれるようにまでなったのでした。
このツインカム・エンジェルはダブルヒロインの新たな在り方の見本のようになり、
この後の作品のダブルヒロインに大きな影響を与えることになりました。

このジャスミンとウメコのツインカム・エンジェルを筆頭に、デカレンジャーはとにかく登場するキャラが皆、極めて個性豊かでした。
キャラの魅力ではシリーズ随一と言っていいでしょう。
どうしてデカレンジャーのキャラがそんなに魅力的なのかというと、それは全体的な大きなストーリーが無いからです。
全体的な大きなストーリーが無いのでストーリー的な盛り上がりには欠けます。
だからその分、キャラの魅力を高めておかないといけない。
そういう意味でデカレンジャーのキャラの魅力は極限まで高められているのです。

それと同時に、全体的な大きなストーリーを描くためにキャラの特徴が変えられてしまったり、薄味にされてしまったりすることは多々あるのですが、
デカレンジャーの場合、大きなストーリー自体が無いので、キャラがストーリーの犠牲になるということが一切ありません。
だから純粋に設定したままのキャラが最後まで輝きを全く失わないまま保持されたのです。
もちろんストーリーに絡めることで更にキャラの輝きを増すという手法もありますが、
それは難易度が高い方法であり、5〜6人の戦隊メンバー全員のキャラをストーリーの中で輝かせるというのは至難の業です。
それならデカレンジャーのように、設定で記号的にガッチリ決めたキャラの魅力をそのままストーリーを作らずに保持するやり方の方が確実にキャラは立ちます。
ただ、この方法の場合、キャラが変化しません。変化しないということは成長もしないということで、キャラの成長を描くにはあまり良い方法ではないといえます。

それでも、とにかくデカレンジャーのキャラの魅力は抜群で、
よくデカレンジャーは全体的なストーリーは無いが個々のエピソードの完成度は高いと言われますが、
実はそれほどエピソードの筋立て自体の完成度が高いというわけではないと思います。
あくまでキャラの魅力を活かしてのエピソードの作劇なのであり、
キャラが確立しているからこそ思いきった遊び要素をエピソード内に散りばめることが出来ているのです。
その結果、魅力いっぱいのエピソードが仕上がっているのです。

このキャラの魅力とエピソードの充実によってデカレンジャーは高い評価を得て、視聴率はアバレンンジャーとほぼ同水準をキープしました。
玩具売上は116億円と、アバレンジャーより少し減りましたが、これは換装合体方式を止めたので多少減るのは当然であり、それを考えると十分に上出来の部類でした。
ただ、キャラとエピソードの魅力はシリーズ歴代でも最高レベルでありながら、シリーズのこの時期においてこの程度で終わってしまったという解釈の仕方もあります。
それはやはり全体的なストーリーが不在だったからです。

いくら魅力的なキャラや魅力的なエピソードであったとしても、全体的なストーリーの繋がりが無ければ、別に次回見逃しても困らないわけです。
次も絶対に朝起きて見ようという強い想いはそう生まれない。
逆に何時からでも視聴に参加出来るという強みもあるが、やはり一度見逃すと次第にどうでもよくなってきます。
また、キャラに成長も見られない以上、いくら魅力的なキャラでも1年間の間には次第に飽きてきます。
1年間という長丁場の中、そうやって少しずつ視聴を脱落していく人が増えていき、
やはり視聴率は下降していき、玩具も後半はあまり売れなくなっていきました。
ちょうどこの年、デカレンジャーと同時期に放送していた平成ライダーが、平成ライダーシリーズで初めてコケた「仮面ライダー剣」であったことも多少影響していたかもしれません。

デカレンジャーという作品の出来が良かっただけに、その下降曲線は緩やかなものではありましたが、
デカレンジャーの完成度が高かったからこそ、惜しいという気持ちも出てきます。
デカレンジャーに取り組んだエネルギーを使って、
この正義の見出しにくい難しい時代において、全体的なストーリーの備わった作品を作ることが次の課題となるのでした。
にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
にほんブログ村 にほんブログ村 テレビブログ スーパー戦隊へ
にほんブログ村
posted by 通りすがりのシンケンブラウン at 00:51 | Comment(0) | 戦隊ヒロイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。