2012年05月27日

海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手にいくぜ!36段ゴーカイチェンジ!! 感想その1

この「海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手にいくぜ!36段ゴーカイチェンジ!!」という作品は、
「講談社スペシャルDVD」というカテゴリーに属する作品です。

近年、スーパー戦隊シリーズの各作品の映像作品は、TV本編の他、
夏のライダー映画と併映の劇場版と、冬のVSシリーズ劇場版の2つが定番で作られています。
「ゴーカイジャー」の場合は春映画の「199ヒーロー大決戦」もありましたが、
これはシリーズ35作記念作品ということで作られた特別映画であって、例外的なものでした。

よって近年の戦隊はTV本編と夏映画、冬映画が定番のラインナップですが、
実はもう1つ、ちゃんとオリジナルストーリーを持ったエピソードがありまして、
それがこの「講談社スペシャルDVD」なのです。
正式名称というか、より詳細に意味の分かる名称としては
「テレビマガジン応募者全員サービスDVD」ともいいます。

テレビマガジンとは講談社から発行されている児童向けテレビ雑誌で、1971年11月に創刊されました。
この年というのは「仮面ライダー」が放送開始して大ブームとなった年です。

「仮面ライダー」は言わずと知れた石ノ森章太郎の原作です。
まぁこの頃の子供向けテレビヒーローの「原作」というのは、本当の意味の原作ではなく、
テレビで先行した企画のキャラデザインをした漫画家が
漫画雑誌でコミカライズをテレビ放送と同時進行を描くという形でした。

石ノ森氏の「仮面ライダー」のコミカライズ作品を1971年のテレビ放送と同時進行で
連載していた漫画雑誌は講談社の「少年マガジン」でした。
その「仮面ライダー」のテレビ版の方が放送開始以降、1971年夏ぐらいから一気にブームが盛り上がってきたので、
講談社はこのブームに乗って、更に仮面ライダーブームを後押しすることを目標に
1971年11月に「少年マガジン」の兄弟誌として、テレビ版の少年マガジン、
すなわち「テレビマガジン」を創刊したのでした。

日本で最初の児童向けテレビ雑誌といえますが、
当初はその創刊目的に沿って、ひたすら仮面ライダー推しの雑誌でした。
それが1970年代の特撮変身ヒーローやロボットアニメヒーローなどの大ブームに乗って、
様々な児童向けテレビ番組のコンテンツを取り揃えた雑誌となり、
付録が充実するようになってよく売れるようになっていきましたが、
競合誌は小学館の「てれびくん」で、ハッキリ言って常に「てれびくん」の方が多く売れています。

まぁしかし「テレビマガジン」「てれびくん」双方に
スーパー戦隊シリーズも、「テレビマガジン」には1979年の「バトルフィーバーJ」以降、
「てれびくん」には1980年の「デンジマン」以降の全作品が掲載されており、非常にお世話になっています。

この「テレビマガジン」では、1995年の「オーレンジャー」以降、
毎年11月発売の12月号にテレビマガジン購読者を対象とした
通信販売でスーパー戦隊のオリジナルストーリーの映像パッケージを応募者全員にプレゼントする企画を
掲載しています。
当初はビデオでしたが、それがDVDに切り替わったのでした。

つまり、毎年、テレビマガジン12月号の中に掲載されている応募要領に従って応募すれば、
応募した人全員にその年の戦隊のテレビマガジン独自ストーリーの短編ドラマの収録されたDVDが送られてくるのです。
応募受付期間は12月号が発売される11月初旬から12月初旬までの間であり、
応募したDVDが自宅に送られてくるのは、確か12月下旬ぐらいだったと思います。

どうして12月号で応募受付をするのかというと、これはテレビマガジン側の伝統のようなもので、
12月号の発売される11月というのは1971年にテレビマガジンが創刊された時の創刊月であり、
毎年テレビマガジンでは創刊を記念して12月号は特別号であり、こうした特別企画が盛りだくさんなのです。

さて、11月初旬に12月号が発行される時点ではこのオリジナルDVDの内容についての告知も掲載されていますから、
脚本は10月末までには確定していると思われます。
そうなると例年、撮影は11月あたりに行われるのでしょう。

もちろんTV本編の撮影が最優先で、例年10月あたりに冬映画の撮影が行われますから、
この辺りはTV本編の撮影も冬映画のシワ寄せを受けてスケジュールはキツい時期です。
また、この時期は例年Gロッソでのヒーローショーに素面役者も登場する時期ですから、
秋は役者陣はホントにスケジュールは厳しい時期です。
そのキツいスケジュールの中、このオリジナルDVDの撮影というのは、あまり優先順位の高い方ではありませんから、
TV本編の撮影スケジュールの空いたところを上手く見つけて撮影しているのでしょう。

もともとテレビマガジン読者のためだけのサービス品ですから、
TV本編や劇場版のような濃い内容が求められているわけではありません。
なので、TV本編の撮影に支障をきたさないように例年このDVDは尺は15分程度と短く、
登場するキャラクターも戦隊メンバー全員は出さずにレッド戦士と追加戦士の2人だけというパターンが多いです。

ドラマ内容も薄いものが多いのですが、
あまりにもどうでもいい内容にしてしまうと読者へのサービス品としての価値が無くなってしまいますから、
このスペシャルDVDでは、普段のTV本編では見ることが出来ない、
このスペシャルDVDでしか見ることの出来ない特別な戦闘フォームや戦闘スタイルを売りにして、
アクションで特徴的に魅せることが多いです。

この2011年度のゴーカイジャーのスペシャルDVDもだいたいそういった路線に忠実な作品で、
尺は14分で、しかも最後にしっかりEDテーマの「スーパー戦隊ヒーローゲッター」の
このDVD特製のロングバージョンが2分ほど収録されていますから、
実質は12分ほどの内容となっており、TV本編の1エピソード分の実質尺の21分よりもかなり短いです。

戦隊メンバーで登場するのはマーベラスと鎧だけであり、ジョーとルカとハカセとアイムは登場しません。
あと登場するのはナビィと、メインの敵役としてインサーンとバリゾーグ(の抜け殻だが)、
あとはゴーミンとスゴーミンと猫だけです。

メインはマーベラスと鎧だけであって、
他のメンバーの本編の撮影スケジュールに影響が出ないように工夫されていますが、
この作品の場合、マーベラスと鎧が合体してしまうという名目で、
実質的に鎧役の池田くんの顔出しの出番はかなり少なく、
マーベラス役の小澤くんの1人芝居の場面が多く、
結局はTV本編の撮影スケジュールで大きな影響が出るのは主役の小澤くんのみであるという、
更なる工夫がしてあります。

そして今回のスペシャルDVDのセールスポイントは、タイトルにもあるように36段ゴーカイチェンジです。
「ゴーカイジャー」という作品の最大のセールスポイントは、
やはりなんといっても毎回様々な趣向で楽しませてくれる、歴代戦隊への豪快チェンジです。
それを全戦隊分を一気に見せようというのが今回のスペシャルDVDのサービス企画らしい企画といえます。

まぁ全戦隊といっても、変身するのはマーベラスと鎧の合体したヤツであり、
実質的にはマーベラスですから、歴代レッド戦士に変身していくのですが、
歴代戦隊はゴーカイジャーも含めて35戦隊ですから、36段ゴーカイチェンジとなると1つ足りません。
ここで登場するのが、ゴーカイレッドがゴールドアンカーキーを使って
ゴーカイレッドゴールドモードになるという形態です。

鎧以外の者がゴールドアンカーキーを使うという描写はTV本編や劇場版などには見られず、
このスペシャルDVDだけでしか見られない特別サービスとなっており、
アカレンジャーからゴーカイレッドまで歴代戦隊の主役レッド戦士35人に立て続けに豪快チェンジした後、
36段目の豪快チェンジとして、このゴールドアンカーキーを使って
マーベラスがゴーカイレッドゴールドモードに変身するのです。

マーベラスと鎧が一体化している状態だからこそ出来るのか、
普段からやろうと思えば出来るがあえてやっていないのか、そこらへんはよく分かりませんが、
とにかくこのスペシャルDVDでしか見ることは出来ないので、お得感があります。

ちなみにゴーカイレッドゴールドモードは映像作品としてはこのスペシャルDVDでしか見られないが、
トレーディングカードゲームの「レンジャーズストライク」においては登場済みです。

作品タイトルの「キンキンに!ド派手にいくぜ!」というのは、
鎧とマーベラスのそれぞれの決めゼリフが合体しており、
2人が合体してしまうストーリーに対応しているように見えますが、
しかしよく考えると、鎧のいつもの決めゼリフは銀の戦士ならではの「ギンギンにいくぜ」であって、
「キンキンにいくぜ」とは普段言いません。

だから、ここのタイトルの「キンキンに」というのはゴールドモードのことを指しているのであり、
ゴールドモードをゴーカイレッドが使うということで「キンキンに」と、
マーベラスの決めゼリフの「ド派手にいくぜ」が合体しているのでしょう。

このゴーカイレッドゴールドモードを含む36段変身は圧巻であり、
このスペシャルDVDは、この36段変身を見るための作品と言って過言ではありません。
さすがに36段変身となると尺をとりますので、この36段変身を含んだ一連の戦闘シーンだけで4分半もあり、
それ以外のドラマ部分は全部合わせても8分も無い状態となっています。

「ゴーカイジャー」のTV本編や劇場版の場合、映像に込められたドラマの情報量はやたら多く、
実質的には尺の倍ぐらいのドラマ内容になっているのが通例なのですが、
このスペシャルDVDはそうした通例とは異なり、ドラマ内容は極めて薄く、
8分弱のドラマ部分の大部分は軽いギャグ描写で、実質的には大したストーリーがあるわけではない。

それゆえ、別にこのスペシャルDVDを見なくても
TV本編のストーリーを鑑賞するのに何か支障が生じるということはありません。
そもそもテレビマガジンを読んでいる子供たちの中で、このDVDを応募しようと思った子供しか見ない内容なのですから、
それがTV本編の中の欠かすことの出来ないエピソードになっていてはマズいのです。
だから、これを見なくてもTV本編のストーリーを理解する分には何ら問題ない内容になっているのは当然で、
これは劇場版の場合も同様のコンセプトとなっています。
まぁ「199ヒーロー大決戦」はかなりTV本編とリンクした内容になっていましたが。

ただ、それでも「ゴーカイジャー」の劇場版の方は、
ストーリー的にはTV本編とあまりリンクしないように作られていましたが、
それでもテーマ的にはTV本編と深くリンクしており、
むしろTV本編のメインテーマを劇場版でガッツリ描くようになっています。

それに比べ、このスペシャルDVDはストーリーだけでなくテーマ的にも完全にTV本編とは離れたものとなっており、
そもそもテーマというものは込められておらず、
あくまで36段ゴーカイチェンジを見せるためのDVDなのであって、
この作品のストーリーとしては36段ゴーカイチェンジに至るストーリーが描かれているだけのことで、
そこに特に何のテーマもメッセージもありません。

そういうわけですから、そんなに妙に気合いを入れてレビューや感想を書くようなものではありません。
例年、このスペシャルDVDというものはそういうものであって、
TV本編とは完全に別物の番外編という扱いであって、
劇場版とは違い本来はTV本編のレビューに混ぜてレビューする必要は無いのです。

しかし、今回のゴーカイジャーのスペシャルDVDは、
明確にTV本編のストーリーの流れの中に位置することが公式に認められているという珍しいパターンで、
時系列的にTV本編の第38話と第39話の間に挿入されることが判明しています。
それは、この作品の中に登場するバリゾーグが、
第38話におけるジョーとの壮絶な一騎打ちで倒された後の姿であることが明確に言及されているからです。

第38話でジョーがバリゾーグを倒すのが描かれて、それがTV放送されたのが11月13日でしたから、
第38話の脚本が完成したのは10月初めぐらいであろうと思われ、撮影が行われたのは10月の前半あたりでしょう。
それを受けて10月の後半に、このスペシャルDVDの中でジョーに倒された後のバリゾーグを登場させる内容が
決定され、
そのプレゼント告知が11月初旬発売のテレビマガジンで行われたということなのでしょう。

なお、そうなるとテレビマガジン読者は11月初旬の段階でこのDVDのプレゼント告知を見ることによって、
11月13日の第38話放送前の段階で、近いうちにバリゾーグの身に何か重大な異変が起こることを
知ってしまうことになるのですが、
そもそも「テレビマガジン」や「てれびくん」のような児童向けテレビ雑誌の情報は非常に早く、
11月初旬発売の12月号の段階ではとっくに11月に放送される第38話の内容はおよそ分かっていたりするので、
さして問題はありません。

いわば、このスペシャルDVDは第38話の直後の後日談のような扱いであり、
38.5話に相当するエピソードといえます。
だからといって、この作品を観ないと第39話以降のストーリーを理解出来なくなるなどということは全く無く、
内容的にもギャグとアクションのみの極めて軽い内容なのですが、
とにかく時系列が明確である以上、第38話と第39話の間に一応挿入して、
ごく軽くレビューしておくことにしようかと思った次第です。

なお、このスペシャルDVDの脚本はきだつよし氏、監督は中澤祥次郎氏です。
中澤氏は「ゴーカイジャー」のパイロット篇を担当したメイン監督で、スーパー戦隊シリーズでもお馴染みですが、
きだ氏も「ゴーカイジャー」TV本編や劇場版では参加していませんが、
Gロッソのゴーカイジャーショーの脚本・演出を担当してくださっている方で、
以前からスーパ−戦隊シリーズのGロッソでのショーを多く手がけてもらっている
スーパー戦隊シリーズには縁の深い方です。
TV本編としては「仮面ライダー響鬼」の前半のメインライターであった方です。
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2012年05月28日

海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手にいくぜ!36段ゴーカイチェンジ!! 感想その2

ではスペシャルDVDの本編ですが、まず冒頭はアバンっぽい部分があり、
そこでは鎧がとある公園で突っ立って、右手にバニラ味、左手にイチゴ味のソフトクリームをそれぞれ1本ずつ持って
「俺みたいにコクのある濃厚バニラ味か・・・マーベラスさんみたいに酸っぱいけど、ほんのり甘いイチゴ味か・・・
どっちを食べてもらうべきか・・・?」と、何やら苦悩しています。

というか、いちいち言葉に出して悩むような内容とも思えないのですが、
鎧は「バニラ!イチゴ!?バニラ!?イチゴ!」と、2つのソフトクリームの間で激しく首を左右させて葛藤し、
「うううう〜ん!悩むぅ〜!!」と喚いて仁王立ち、完全に変質者です。
そして鎧はしゃがみ込んで「マーベラスさんに地球の良さをもっと知ってもらうために、
この超おすすめソフトを食べてもらいたいんですけど・・・」とカメラ目線で独り言を言って、
丁寧に事情を説明してくれます。

まぁハッキリ言ってどうでもいいことなんですが、
鎧は相変わらずマーベラス一味の面々にスーパー戦隊の一員らしく地球を好きになってもらおうと画策中であるようで、
アイスクリームの類が好物のマーベラスへのアピールのために、とても美味なソフトクリームを食べさせようと考え、
その店の近くの公園でマーベラスと待ち合わせて、
用意したバニラ味とイチゴ味の2つのソフトクリームのどっちをマーベラスに食べてもらおうか、
鎧は真剣に悩んでいるようです。

しかし、ここで鎧は素に戻って立ち上がり
「・・・ってゆうか・・・待ち合わせの時間とっくに過ぎてるし・・・」と周囲を見回します。
公園には誰もいません。
肝心のマーベラスは待ち合わせにだいぶ遅刻しているようです。
待ち合わせ時間に間に合うように買ってきた2つのソフトクリームは、鎧の手の中で次第に溶け始めてきました。
鎧は焦ってきて「マーベラスさぁん!!早く来ないと溶けちゃいますよぉ〜!?」と大声で
まだ来ないマーベラスに聞かせるように、手を広げて大声で叫びました。

すると、その鎧の伸ばした左手に握ったイチゴ味のソフトクリームにそっと触れて
「なら私が食べて、ア・ゲ・ル!」という女の声がしたので、鎧が「ん?」と振り向くと、
なんとそこにザンギャック軍の技官のインサーンが立っていたのでした。
「・・・インサーン!?」と仰天した鎧でしたが、
インサーンがそのまま本当にイチゴ味ソフトクリームを勝手にムシャムシャ食べたので、
「あ・・・うわ・・・何その食べ方・・・?」と思わずドン引きします。

ここ、インサーンの背中側からのショットになっているので、
インサーンが実際にどんなふうにソフトクリームを食べたのかよく見えないのですが、
鎧が思わず引いてしまうぐらいのグロい食べ方であったようです。

後ずさりして、気を取り直して鎧が「な・・・なんでお前が此処に!?」と訊ねると、
ソフトクリームを食べ終わったインサーンは「お前に会わせたいヤツがいてね・・・」と答えます。
インサーンの意図を測りかねて、とにかく鎧は身構えました。
すると鎧の背後で変な声がしたので慌てて鎧が振り向くと、
なんと鎧の背後にはいつのまにかバリゾーグの姿があったのでした。
反射的に振り向いてバリゾーグの顔を見た鎧が驚愕の表情を浮かべると同時に、
バリゾーグは手を伸ばして鎧の首を「ぐう!?」と締め上げました。

ここでアバンっぽい場面は終わり、35作記念のスーパー戦隊ロゴが出て、
宇宙空間を背景に35戦隊のエンブレムが流れて、
マーベラスと鎧の2人の変身後の、ゴーカイレッドとゴーカイシルバーが登場して悠然と歩きます。

つまり普段のTV本編の5人で歩いてるOPテーマ前の場面の2人バージョンというわけで、
BGMも例のOPテーマ前のBGMが流れており、
そこに「34のスーパー戦隊の力を受け継いだ豪快な奴らの、ここでしか見られないゴ〜カイな活躍が、
今、君の前に!!」という関智一のナレーションが流れます。

そして海賊旗をバックに「こぉ〜だんしゃ!スペシャルDVD!」というナレーションと共に文字が出て、
続いてタイトル文字が出て、「海賊戦隊ゴーカイジャー!」と、いつものTV本編のタイトルコール、
次いで「キンキンにぃ!」と鎧のコール、「ド派手にいくぜぇ!」とマーベラスのコール、
そして「36段ゴォ〜カイチェンジ!!」とマーベラスと鎧のコールがあります。

TV本編ではこのタイトルコールの後、OPテーマとなるのですが、
このスペシャルDVDでは、OPテーマは無く、このまま本編が再開します。

鎧はいきなり背後に現れて首を絞めてきたバリゾーグを見て、「バリゾーグ・・・!?」と大変驚愕しています。
そして、自分の首を絞めてくるバリゾーグの腕を外そうとして掴みながら
「・・・お前は、ジョーさんが倒したはずじゃあ・・・?」と苦しい息で問い質しました。
ここでの鎧のセリフから、このスペシャルDVDのエピソードが第38話の後のエピソードであることが分かります。

第38話でマーベラス一味はザンギャック地球侵略軍の司令官のワルズ・ギルを
その搭乗する決戦機グレートワルズともども倒し、
その過程でワルズ・ギルの側近であった特務士官のバリゾーグもジョーが壮絶な一騎打ちの末、倒していました。
それを鎧が把握しているということは、このスペシャルDVDの出来事が第38話以降ということを意味しています。

そして、この後しばらくザンギャック軍に動きが無かったことをマーベラス達が第40話で証言しており、
第41話以降はザンギャック軍の状況が大きく変わることを考えると、
このスペシャルDVDの出来事は第38話の直後の後日談であり、第39話以前の出来事と考えるのが最も自然でしょう。

第38話でワルズ・ギルとバリゾーグを倒したマーベラス一味は、
当然ザンギャック軍からの報復はあるだろうとは思っていましたから、
鎧としてもインサーンが現れたのはワルズ・ギルの敵討ちであろうとは思えました。
しかし、まさかジョーが倒したはずのバリゾーグまでも現れるとは全く予想外だったのです。

それで驚き慌てる鎧に向かってインサーンは「バリゾーグではない・・・」と意外なことを言います。
そして「こいつはザンギャックの超高等技術によって再生強化されたバリゾーグ・・・」と説明しながら
鎧に背を向けて歩き、「・・・いや、まだ肝心の中身が無いから・・・そう・・・」と考え込むと、
鎧の方に振り向きながら「・・・カリゾーグといったところかしら?」と言いました。

「か・・・仮・・・?」と鎧はそのカリゾーグに首を絞められてまだ身動きが出来ず苦しみながら、
イマイチ意味が分からない様子です。
機械兵士であるバリゾーグがジョーのザンギャック軍時代の先輩のシドが改造された姿だということは
鎧も把握していました。
そしてジョーがバリゾーグを倒したことによって、
シドの魂は救われてバリゾーグに関する忌まわしい出来事は全て終わったはずだと思っていました。

しかしインサーンはジョーに倒されて山中に放置されていたバリゾーグの残骸を回収して組み立て直し、
再び元のように動けるようにし、更に強化までしたようです。
ただ、確かに一度バリゾーグはジョーによって完全に破壊されたので、
その際にシドの剣技に関する記憶以外の全ての記憶を奪った上でワルズ・ギルへの忠誠心のみを植え付けた
シドの意識を司る部位も破壊されていました。

つまり、ジョーに倒された時にシドの魂は確かに解放されてバリゾーグの身体からは去っており、
バリゾーグの身体は再生強化したものの、肝心の魂が失われた、一種の抜け殻状態であったのです。
インサーンの技術でも、さすがに一度失われたシドの魂を再生させることは出来なかったのでした。
要するに、このバリゾーグは元のバリゾーグとは全く別物なのです。

バリゾーグの強さはそのボディの性能によるものだけではなく、
心も技も優秀な兵士であったシドの魂によって身体を動かしていたからこそ発揮されていたのであり、
シドの魂の入っていないバリゾーグなど、ただの馬鹿力だけの木偶の坊に過ぎない。
それをインサーンはまだ肝心の中身が入っていない「仮のバリゾーグ」という意味で
「カリゾーグ」などと呼んでいるようで、
つまり、インサーンはシドの代わりにバリゾーグの身体を有効に使いこなせる優秀な魂を、
このカリゾーグの身体に入れようと考えているようです。

ここでインサーンは変な形の銃を取出し、
「だから、この銃でスーパー戦隊に詳しいお前をこいつと合体させ、
その知識と技で、海賊どもを倒す新たなバリゾーグを完成させるのよ・・・!」と言って、
銃を構えて鎧に狙いを定めました。

どうやらインサーンは司令官のワルズ・ギルを殺した報復のためにマーベラス一味を倒そうとしているようだが、
これまで普通の行動隊長を繰り出しても連戦連敗、
しまいには最強の決戦機のグレートワルズやバリゾーグまでも撃破されてしまい、
自分が真っ向勝負を仕掛けてもマーベラス一味を倒すのは容易ではないと悟ったようで、
奇策でマーベラス一味を倒そうと思ったようです。

その奇策というのが、歴代スーパー戦隊の力をも含むゴーカイジャーの全ての力について
最も詳しく知る男、特にスーパー戦隊に関してはマーベラス達よりも豊富な知識と、
それに対抗し得るだけの技を持つ男であるゴーカイシルバー伊狩鎧を、
かつてのシドと同じようにバリゾーグの身体を動かす中身の魂とするという作戦でした。

シドの剣技を含む卓越した戦闘力をバリゾーグの身体を動かす魂とするために、
かつてザンギャックの大科学者ザイエン(第30話でジョーによって倒された)は独自の技術を使いましたが、
インサーンはそのザイエンの技術は再現出来てはいないようです。
その代わりにインサーンはどうも別々の物を合体する銃を開発したようで、
それを使って中身空っぽのカリゾーグと鎧を合体させれば、
鎧の意識がカリゾーグを動かすことが出来るようになると考えているようです。

その上で鎧の意識をザンギャックに忠誠を誓うように洗脳すれば、
ゴーカイジャーやスーパー戦隊の全ての弱点を知りつくし、
ゴーカイシルバーの戦闘センスで強化されたバリゾーグの戦闘力を発揮できる、
以前よりももっと強い、対ゴーカイジャーの天敵となる新生バリゾーグを誕生させることが出来る。
それがインサーンの企みであるようです。

鎧もインサーンの言葉を聞いて、だいたいの状況は分かりました。
さっきから自分の首を絞めて掴まえているバリゾーグは「カリカリカリ・・・」などと意味不明なことを呟いており、
これはインサーンの「カリゾーグ」という言葉に反応してオウム返しのようにブツブツ言っているだけであり、
魂の抜けた木偶人形状態、つまり中身の無いバリゾーグであるのは間違いないようだと分かりました。

つまりインサーンの言っていることは冗談でも何でもなく本当の本気であり、
自分とバリゾーグを変な銃で合体させようとしているらしいと理解し、
鎧は唖然として「・・・マジ・・・?」とインサーンに向かって・・・ではなく何故かカメラ目線で思わず問い返します。
インサーンも何故かカメラ目線で「マジ!」と答え、
カリゾーグは今度はその言葉に反応してオウム返しで「マジマジマジ・・・」とブツブツ言い、
鎧を押さえつけて離してくれません。

このままではインサーンの変な銃によってカリゾーグと合体させられてしまうと危機を感じて、
鎧は「むむむ無理無理!やだやだや〜だ〜!!」と必死にジタバタしてもがきます。
だがカリゾーグの腕の力は強く、鎧は身動き出来ません。
インサーンは容赦なく銃を構えて今にも鎧目がけて発射しようとしており、まさに鎧は絶体絶命の窮地となります。

するとそこに「はぁっ!!」と何者かが飛び込んできてカリゾーグに体当たりをかまし、
バランスを崩したカリゾーグから鎧を引きはがして後ろに放り投げ、
そのままカリゾーグに斬りつけて蹴り飛ばしました。
「うわあああ!」と尻もちをついた鎧が自分を助けてくれた人を見ると、
それは約束時間に大幅に遅れて到着したマーベラスでした。

「マーベラスさん!」と身を起こす鎧に、マーベラスはインサーンに向けてゴーカイサーベルを構えながら
「どういうことだ!?ザンギャックと待ち合わせなんて聞いてねぇぞ!」と文句を言います。
約束時間に遅れて悠然とやって来たマーベラスは、待ち合わせ場所に鎧だけではなくインサーンと、
何故か死んだはずのバリゾーグまでが居るので驚いて飛び込んできて、
状況はさっぱり分からなかったが、とにかく鎧を襲っているっぽいバリゾーグをぶっ飛ばしたのでした。

インサーンはあと一歩で鎧とカリゾーグを合体させることが出来たのを邪魔されて激昂し、
「・・・いいところで邪魔を!」と今度はマーベラスに向けて合体銃を構え、引き金を引きます。
すると銃から光線が発射されて、マーベラスは反射的にゴーカイサーベルで防御しますが、
インサーンは光線を発射し続け、「こうなったらお前から先にカリゾーグと合体させてやる!」と、
なんだか頭に血が昇って最初の趣旨と違うことをやり始めました。

鎧とカリゾーグを合体させてゴーカイジャーの最悪の敵を作るはずが、
ゴーカイジャーのリーダーのマーベラスをカリゾーグと合体させようという趣旨に変わっている。
まぁそれはそれで強そうなので悪くもないですが。

そういうわけでインサーンは合体光線を発射し続け、
事情が分からないマーベラスはインサーンが発射しているのは破壊光線の類だと思い、
その姿勢のままゴーカイサーベルで防ぎ続けます。
そこにインサーンの命令でカリゾーグが立ち上がり、「カリ!カリ!」と呟きながら、
マーベラスに近づいてきます。

マーベラスが剣で受け止めている合体光線のところに乱入して剣をどかせて、
マーベラスと一緒に合体光線を浴びて合体するためにカリゾーグは近づいてきているのですが、
マーベラスはそんなことは知りませんから、
インサーンの光線攻撃を防ぐのに手一杯のところにバリゾーグが横から襲ってきたと思い、焦ります。

それを見て鎧は、このままではマーベラスが危ないと思い、
慌ててそれを阻止しようと「マーベラスさぁん!」と叫んで飛び込んできて、
バリゾーグを突き飛ばそうとします。

そうして三者はもつれ合い、一緒に合体光線を浴びてしまいました。
すると合体光線が3つの物を同時に合体させる仕様になっていなかったためか、
3人のいる合体光線に包まれた空間がショートしてしまい、爆発を起こし、
マーベラスと鎧は「わあああああっ!!」と叫んで吹っ飛びます。

同時にその爆発は光線を発射していたインサーンをも吹っ飛ばし、
「ううっ!?」と地面に叩きつけられたインサーンは慌てて起き上がって
「・・・何が起こったというの!?」と言いつつ、マーベラス達の居た場所に駆け寄りましたが、
爆煙が立ち込める中、公園の柵にはカリゾーグが吹っ飛ばされて引っ掛かっており、
マーベラスと鎧の姿はありません。

インサーンは「・・・合体エネルギーに耐えられないなんて・・・このポンコツめぇっ!!」と怒鳴って、
悔しげにカリゾーグの尻を合体銃で思いっきり叩きます。
合体エネルギーが予想以上に強くてカリゾーグを吹っ飛ばしてしまい、合体は失敗し、
マーベラスと鎧には逃げられてしまったとインサーンは思ったのでした。
こうなったら破損したカリゾーグを修理して、合体光線の出力を再調整して再チャレンジするしかない。
インサーンはカリゾーグを引っ立てると「もう一度、出直しよ!」とヒステリックにその頭を叩くのでした。

さて、その後少しして、停泊中のゴーカイガレオンではナビィが船室に入って来た相手を見て
「あらぁ〜・・・?」と仰天していました。
そのナビィを驚かせている相手は「なんか・・・妙な感じですねぇ・・・?」と誰かと喋っています。
この声を聞く限り、それは鎧であるようです。
しかし、船室に入ってきたのは「・・・それは俺のセリフだ」と憮然とするマーベラス1人だけです。

しかし、このマーベラス、どう見てもおかしい。
顔は確かにマーベラスですが、いつもの黒い髪の色に一部、茶髪のメッシュが入っていて、
首には鎧がしていたスカーフを巻いており、
トレードマークの赤いハーフコートは袖が無くなっており、
腕には鎧の着ていた黄色いTシャツの袖が剥き出しになっています。
また、黒のパンツもハーフパンツになっており、鎧の履いていたソックスが剥き出しになり、
足元の靴は左右別々になっていて、右足は鎧の白いスニーカー、左足はマーベラスの黒いブーツを履いています。

「あああ・・・マーベラスと鎧が1つに合体してるううう!?」とナビィは絶叫します。
このマーベラスと鎧が混ざったような変なヤツが船室に入ってくるなり、
鎧の声とマーベラスの声を交互に発して、1人で会話をし始めたものですから、
ナビィにも、この2人がマーベラスでもあり鎧でもある、2人が合体した人間だということが分かったのでした。

この何とも不思議な現象に大変驚いたナビィでしたが、
どうしてこんなことが起こったのかサッパリ見当もつきません。
それはマーベラスも同じであるようで、船室に入ってきて、
自分を見て思いっきり驚いてパニックに陥っているナビィを無視して、メインコンピュータの操作盤に手をついて、
「・・・ったく・・・」と頭を掻き、困り果てます。

マーベラスは鎧がピンチだったから助けに入ったらインサーンに光線銃で撃たれて、
鎧やバリゾーグもろとも吹っ飛ばされた。
そして起き上がったらどういうわけか自分と鎧が合体して1人の人間になっていたのです。
驚いてマーベラスはとりあえず爆発に紛れてその場を逃れて急いでガレオンに戻ってきたのでした。

マーベラスの意識空間の中にはいつもは当然、マーベラス1人だけが主役として佇んでいます。
しかし、こうして鎧と合体したマーベラスの意識空間の中には、マーベラスだけではなく鎧も佇んでおり、
マーベラスはそれが目障りで仕方ない。
が、それは鎧にしても同じことで、いつも1人で好き放題に妄想を楽しむ鎧の意識空間に
今にもキレそうな顔でマーベラスが立っているのは、どうも重苦しく楽しくない。

その真っ白な意識空間の中で、マーベラスの意識と鎧の意識は、
互いに居心地が悪そうに、背を向け合って立っています。
「・・・なんでこんな面倒なことに・・・?」とマーベラスが困り果てて訊ねると、
鎧は「たぶん・・・インサーンのあの銃のせいだと思います・・・」と自分の推理を述べ始めました。
インサーンは鎧とカリゾーグを合体させると言ってあの銃を発射しようとしていた。
だから、あの銃は2つの物を合体させる光線を放つ銃だったのではないかと鎧は思ったのです。
「俺とカリゾーグを合体させるつもりが・・・俺とマーベラスさんが合体しちゃって・・・」という鎧の推理を聞き、
マーベラスはだいたい状況は理解できました。

あのバリゾーグはジョーに倒された残骸を組み立てた中身が空っぽの人形で、
どうやらインサーンはそいつと鎧とを合体させようとしていたようだ。
どうしてインサーンがそんなことをしようとしたのかはよく分からんが、
とにかくドサクサで自分と鎧が合体する羽目になってしまい、
中身が空っぽのバリゾーグとは違い、もともと独自の意識を持った者同士が合体してしまったために、
1つの身体を2人の意識で共有するという、変な二重人格状態になってしまったようだと、
マーベラスは理解して溜息をつきます。

すると突然、鎧が「・・・ホンット・・・すみません!!」と深々と頭を下げました。
もとはといえばインサーンやカリゾーグの不意打ちを簡単に喰らってしまってピンチに陥ったのは鎧のミスでした。
その自分を助けるために飛び込んできたためにマーベラスは合体光線を浴びる羽目になってしまった。
だから自分のせいでマーベラスに迷惑をかけてしまったと鎧は思ってのでした。

それで申し訳なく思い、深々と頭を下げたのですが、
考え無しに勢いよく頭を下げたもので、2人の共有する肉体も同じように深々と頭を下げて、
操作盤の角に思いっきり額をぶつけてしまいました。
いきなりマーベラスと鎧の合体したヤツが1人で謝って操作盤の角に頭をぶつけるのを見て、
ナビィは「わあああ!?」と驚きました。
そのまま2人の合体した肉体は痛みのあまり操作盤の脇にしゃがみ込んでしまいました。

意識空間でも、マーベラスの意識も、鎧の意識も2人とも「いてぇぇ・・・」と額を押さえてうずくまり、
マーベラスはブチ切れて鎧の胸倉を掴んで「俺の身体を勝手に動かすな!!」と怒鳴りました。
これが現実空間ではマーベラスは自分の腕で自分の胸倉を掴んで怒鳴るという形になっており、
鎧は意識空間では自分の胸倉を掴むマーベラスの腕を掴んで
「でも・・・この身体は俺の身体でもあるんですから・・・!」と言い返しますが、
これも現実空間では自分の胸倉を掴んだ自分の手をもう一方の自分の手で掴んで言い返すという、
なんとも妙な情景となりました。

マーベラスも確かにこの身体は自分だけのものではなく、鎧のものでもあるのだから、
鎧に動かすなと言うのも酷だと思ったのか、ここは黙って引き下がります。
そうして憮然とした顔で佇むマーベラスと鎧の合体した姿を見て、
ナビィは「・・・なんか、ややこしいことになっちゃったねぇ・・・?」と気の毒そうに言います。

そういえば、このガレオンの船室にはこの合体したマーベラスと鎧の他にはナビィしかおらず、
ジョーもルカもハカセもアイムもいません。
おそらく今日はオフの日なのでしょう。
まぁマーベラス一味はお宝ナビゲートが出た時以外は基本的にはいつもオフのようなものですが、
それでもガレオンで何やかやと用事をこなしています。
船乗りには色々と船での用事が多いのです。
今日はそういう用事が完全オフの日で、ナビィだけ留守番に残して各自が外に出て好きなことをしているようです。
鎧がマーベラスに美味しいソフトクリームを食べに行くよう誘ったのも、そういうオフの日だったからでしょう。

その休日の用事が初っ端から思わぬインサーンの邪魔で台無しになって
慌てて2人が合体してガレオンに戻ってきたわけですから、他の4人はまだ当然ガレオンには戻っていません。
おそらく夕方まで戻ってこないでしょう。
ジョー達がいなくて良かったとマーベラスは安堵しました。
こんなカッコ悪い姿を見られたら、他の連中にどれだけ笑われるか分かったものではありません。

なんとかジョー達がガレオンに戻ってくるまでに元に戻っておかねばならないと思いましたが、
どうしたらいいのかマーベラスには見当もつきません。
「・・・で?・・・いったいどうすんだ?・・・この状況・・・」と、自分の体内の鎧に向けて訊ねながら、
マーベラスは合体した身体を船長椅子に腰を下ろしました。

するといきなり鎧の意識が合体した身体を動かし、いかにも鎧らしいハイテンションなポーズで立ち上がり
「俺がなんとかします!!」と断固とした口調で宣言したのでした。
座った途端にいきなり椅子から跳び上がって叫ぶ、その合体した身体の異様な行動にナビィは「わぁ!」と驚きました。

意識空間ではマーベラスが鎧があまりにも張り切っているので少し驚いた顔をしますが、
背中合わせに立つ鎧は「・・・こんなことになったのは・・・俺のせいで・・・」と、
自分のミスでマーベラスを巻き込んでしまったことを心から反省しているようです。
現実空間でも鎧のハイテンションは合体した身体を動かし、
「・・・だから、俺が絶対!この身体を元に戻してみせます!!」と宣言してビシッとポーズを決めるのでした。
それにしても小澤くんの身体で鎧のハイテンションなオーバーアクションをやると、なんだか違和感がすごいです。

とにかく鎧は自分のミスはマーベラスの手は煩わせずに自分で帳消しにするつもりであるようです。
それを聞いてマーベラスは黙って複雑な表情を浮かべました。
鎧は勝手に自分のミスだと思い込んで自分を責めていますが、
マーベラスは別にさっきから鎧の責任を追及などしていません。
ただ単に困ったことになったと思って不機嫌であっただけであって、
こんなことになったのは鎧が悪いからだなどとは思っていません。

仲間が危ない状況だったのだから助けに入ったのは当然のことであり、
その結果生じた事態は自分の判断の結果であり、自分で責任を負うべきことでした。
それに鎧がミスをしてピンチに陥ったのをマーベラスが助けようとしたことに鎧は負い目を感じているようだが、
マーベラスがインサーンの攻撃を受けて身動きが取れなくなっていたのはマーベラスのミスであり、
鎧はそれを助けようとして飛び込んできて、その結果こうして2人は合体してしまったのだから、
ミスをフォローし合ったのはお互い様といえました。

だからマーベラスは鎧だけに責任を押し付けて自分は何もしないなどというつもりは毛頭無く、
鎧が勝手に全部の責任をかぶろうとしているのを快くは思いませんでした。
それで鎧の言い分が間違っていると言おうかと思いましたが、
マーベラスはそれは思い止まり、「・・・フン・・・」とニヤリと笑い、「当たり前だ・・・」と言って、
合体した身体を船長椅子にゆったり腰かけました。

鎧だけが悪いわけではないのは確かだが、
鎧がせっかく自分のミスを自分で帳消しにしようとして張り切っているのだから、
海賊としての鎧の成長のためにも、ここはひとつ、鎧に出来るところまで任せてみようと思い、
マーベラスは合体した身体の命運を鎧に預ける決断をしたのでした。

鎧はマーベラスの許しを得て、ますます張り切って、
また合体した身体をいきなり立ち上がらせて「はいっ!!」と直立不動で叫び、
ナビィはまた「うわ!」と驚きます。
「頑張ります!!」とポーズを決める鎧ですが、
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2012年05月29日

海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手にいくぜ!36段ゴーカイチェンジ!! 感想その3

さて、その後少しして、とある倉庫でカリゾーグの応急処置を終えたインサーンは、
カリゾーグにそこらで拾ってきた野良猫を抱かせて「修理完了!さぁ・・・あらためて合体テストよ・・・」と言うと、
合体銃をカリゾーグに向けて発射しました。
すると合体光線はカリゾーグと猫を包み込み、「カカカカッ!!」と叫び声を上げたカリゾーグは、
身体を包んでいた光が無くなると、「ニャ〜オ!」という鳴き声を上げます。

インサーンはさっきマーベラスとカリゾーグを合体させることに失敗した際、
マーベラスと鎧が合体してしまったことを知らないので、
合体銃の出力設定が適切でなかったのかと思い、調整し直していたのです。
それで調整後の合体光線の効果を確かめるためにカリゾーグと猫を合体させてみたのでした。
そうすると無事に猫はカリゾーグの中身に入ったようです。

「今度は大丈夫のようね・・・」と安堵してインサーンがカリゾーグに近づくと、
なんと猫耳をつけたカリゾーグはいきなり「フシュシュシュシュ!!」と唸り声を上げて
インサーンの顔を引っ掻いたのでした。
そりゃまぁタダの野良猫ですから、いきなり変な銃で撃たれたら怒ります。
「ああああああ!?」と絶叫したインサーンは、続けて猫が中身に入ったカリゾーグに手を噛みつかれてしまいました。
驚いたインサーンは「アンタ!口あったのぉ!?」と喚きながら猫カリゾーグの頭を叩きまくります。

そういえばバリゾーグって喋ってはいましたが、開閉する口は無かったように思えるのですが、
猫が中身になったことによって口が開くようになったのでしょうか?
まぁそこらへんはどうでもいいんですが、インサーンの手に噛みついた猫カリゾーグは噛みついた口を離さず、
そのままインサーンをひっくり返してしまい、インサーンは「いやぁ〜ん!ちょっと!」とジタバタともがきます。

猫カリゾーグはさんざんインサーンを痛めつけた後、ピョ〜ンと跳びはねて倉庫の外に逃げ出してしまい、
インサーンは「ああぁ〜ん!?」と倉庫の外に吹っ飛んできて、
起き上がると「お待ち!ニャリゾ〜グ!!」と必死で猫カリゾーグを追います。
猫が中身に入ったカリゾーグのことをさっそくインサーンは「ニャリゾーグ」と命名したようですが、
いちいち変な命名をするところ、インサーンは変にお茶目なところがあります。

結局、さすがに中身が猫だけに素早く逃げ回るニャリゾーグにインサーンは振り回され、
捕まえることがなかなか出来ません。
それにしても不用意な合体実験のせいでニャリゾーグに逃げられたインサーンもインサーンでかなりマヌケですが、
第38話はあんなにカッコ良かったバリゾーグのこの描写の酷さは痛々しい。
まぁ、退場篇以外は結構コント要員であることが多かったですが。

そのニャリゾーグ、所詮は中身は野良猫で、大して行動範囲も広くないので、完全に遠くに行ってしまうわけでもなく、
倉庫の外の階段の片隅から身体を覗かせて「フニャアアアン!!」と顔をこすっています。
しかし、これを捕まえようとして追いかけると素早くまた何処かに逃げてしまうので、
インサーンは追いかけるのは諦めて、倉庫の外でニャリゾーグをおびき寄せることにしました。
「ほぉら!ほらほらほら・・・」と猫じゃらしを使ったり、
干物を取り出して「お魚よぉ!」と見せびらかしたりして懸命です。

これを見てニャリゾーグは「ギョギョギョギョ・・・?」と反応し、「ウニャアアアアン!」と飛び出してきました。
そこを狙い澄ましてインサーンは合体銃から赤い光線を発射してニャリゾーグに命中させ、
ニャリゾーグは元のカリゾーグと猫に分離し、猫は走って逃げていったのでした。
これでようやくカリゾーグの身体を取り戻し、あとはこのカリゾーグを連れて再び鎧を襲撃すればいいだけだと思い、
インサーンは「ウフッ・・・」とほくそ笑むのでした。

が、そのインサーンの頭上から「なるほどぉ!!」という鎧の声が響きます。
「うっ!?」とインサーンが驚いて見上げると、
倉庫の屋根の上にマーベラスっぽい、何か中途半端な服装をした変なヤツが立っています。
しかもその変なヤツが「やっぱりその銃で元の姿に戻れるのか!」と鎧の声で
ビシッとインサーンの方を指さしてポーズを決めるので、インサーンも「うう・・・?」と戸惑い、
とにかく自分の手にした合体銃がマーベラスだか鎧だかよく分からないヤツに狙われているということは分かったので、
反射的に合体銃を庇うように隠します。

鎧は合体した身体を元に戻すためには、
合体させた張本人であるインサーンを捕まえて合体解除の方法を聞きだすしかないと思い、
自分とカリゾーグの合体に失敗したインサーンが再び自分を狙って動き出すと想定し、
ナビィに頼んでザンギャック反応を探らせ、この倉庫にインサーンが潜んでいるのを見つけたのです。

そうして合体した身体で倉庫に来てインサーンを発見し、物陰に潜んで様子を窺っていると、
インサーンがカリゾーグの合体テストを行っているのを見たのでした。
テストということは、再び合体の解除をするはずだと考えた鎧は、
インサーンが猫と合体させたカリゾーグをどうやって合体解除させるのか見極めてやろうと思い、
コッソリ見ていました。

そしてドタバタの末、インサーンが合体銃から赤い光線を出して合体解除するのを見て、
鎧は合体解除の方法を把握しました。
これでインサーンを捕まえて口を割らせる必要すらありません。
鎧は合体した身体でビシビシッと連続してポーズを決めながら
「なら、その銃を貰うまで!」とカッコよく言い放ちます。
顔はマーベラスなので、まるでマーベラスがそこらの安っぽい正義のヒーローみたいで何だか可笑しいです。

そして、鎧はここでゴーカイシルバーのレンジャーキーを取出し、
それをマーベラスのモバイレーツに挿し込み「豪快チェンジ!」と変身コールをしました。
モバイレーツにゴーカイシルバーのレンジャーキーが挿入されるのは初めてのことですが、
さていったいどうなるのか?

すると、いつもの変身バンクの宇宙空間を赤と銀のVやXの文字が混ざって飛んできて、
マーベラスと鎧の合体した身体に次々と突っ込んでいき、
「ゴオオオオカイジャアアアア!?」と、いつもの変身時の関ボイスも微妙に疑問形で語尾が上がります。
思わず関ボイスも戸惑ってしまうはずで、
そこに現れた変身後の戦士は、身体がゴーカイシルバーで頭部だけがゴーカイレッドという、
なんとも奇妙な姿だったのです。

この合体戦士の姿に変身した鎧は「ゴオオオオカイ!レッドオオオ!!」と、
今まで見たこともないハイテンションのゴーカイレッドの名乗りをビシビシと決め、
背景には突然真っ赤に燃え盛る海賊旗が挿入されるという、マーベラスとは完全に方向性の違ったド派手ぶりです。
そして続けて鎧は「・・・でもある・・・」と断りを入れて、
「ゴオオオオオカイ!シィルバアアアアッ!!」と、いつものゴーカイシルバーの名乗りを、
いつもよりもド派手に決めたのでした。

その合体戦士の意識空間では、マーベラスと鎧がさっきと同じように背中合わせで、
今度はそれぞれゴーカイレッドとゴーカイシルバーに変身した姿で立っています。
マーベラスは合体した自分の身体が現実空間で変身してえらく変な姿になり、
いつものクールさの微塵もない恥ずかしい名乗りを決めさせられるのを見て、
やはり鎧に任せたのは間違いだったかもしれないと少し後悔して「・・・はぁ〜・・・」と溜息をつきましたが、
鎧の方はすっかりノリノリで「俺が1人でカタをつけます・・・手を出さないでください!」と颯爽と宣言します。
まぁとにかく、インサーンからあの合体銃を奪い取ればこの事件は解決ですから、
マーベラスもこうなったらやはり鎧に任せようと改めて思い、「・・・さっさと決めろ!」と指示します。

「はいっ!!」と応じた鎧は合体戦士の身体を自分の意思で動かし、
「あちょおお!セイヤァ!」と大きくジャンプして屋根から飛び降り、インサーンの前に立ちますが、
インサーンも合体戦士の異様な姿や変な名乗りを聞いて、
どうやらさっきの合体銃の暴発でマーベラスと鎧が合体してしまっていたことをようやく理解し、
「ゴーミン!」と叫んで待機させていた配下のゴーミン達を呼び出して、合体戦士の姿をした鎧に差し向けました。

とにかくインサーンの目的はカリゾーグと鎧を合体させることですから、
マーベラスと鎧が合体してザンギャックや自分に敵意を向けている状態は歓迎できるものではない。
合体銃を狙って襲ってくる鎧を倒して捕え、
マーベラスとの合体を解除した上でカリゾーグと合体させなければなりません。

あるいはいっそここでマーベラスと鎧を合体した姿のまま倒してしまえば
一気にゴーカイジャーの弱体化を図れるかもしれない。
どうせ合体した戦士は意思命令系統が混乱して大した力は発揮出来ないのではないかとインサーンは考えました。
これに対して、鎧はまたモバイレーツを取り出して「派手に!真っ赤っ赤にいくぜぇっ!!」と叫んで
ゴーミンの群れに突っ込んでいきました。

いつものように「ギンギンにいくぜ!」ではなく、「真っ赤っ赤にいく」ということは、
鎧はこのマーベラスとの合体戦士の身体を預かった戦いにおいて、
マーベラスの身体を借りている以上は、普段マーベラスが使っているレッド戦士のレンジャーキーを
今回は自分が使って勝つことでマーベラスに迷惑をかけた責任を取ろうとしたのでした。

まず鎧が変身したのはスーパー戦隊シリーズ第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」のアカレンジャーでした。
アカレンジャーの姿でゴーミンの群れに突っ込んだ鎧は
「今日はスペシャルだぁぁ〜っ!!」と張り切ってパンチを繰り出してゴーミン達を薙ぎ倒し、
続いてすぐにシリーズ第2作「ジャッカー電撃隊」のスペードエースに変身し、キックや投げ技でゴーミンを倒し、
そのまま流れるようにシリーズ第3作「バトルフィーバーJ」のバトルジャパンに変身します。

いちいち変身の際に各戦隊の紋章や変身エフェクトなどが織り込まれており、見た目が楽しくなっていますが、
引き続きバトルジャパンは得意のカンフーの動きでゴーミン達を叩きのめし、
そのまま変身スーツの浮かび上がるエフェクトでシリーズ第4作「電子戦隊デンジマン」のデンジレッドに変身し、
デンジパンチの乱打でゴーミン達を吹っ飛ばしていき、
その爆炎の中でシリーズ第5作「太陽戦隊サンバルカン」のバルイーグルに変身、
ゴーミンの群れに飛び込んでいき、両手を広げて打撃を叩き込む太陽パンチを決めます。

すると今度は鎧はシリーズ第6作「大戦隊ゴーフルファイブ」のゴーグルレッドに変身し、
個人武器のレッドロープを使ってゴーミン達をまとめて縛り上げてしまい、
そのまま縛ったゴーミン達に背を向け、シリーズ第7作「科学戦隊ダイナマン」のダイナレッドに変身、
名乗り時の決めポーズをとると背後で爆発が起こり、縛っていたゴーミン達を吹っ飛ばします。
この名乗り時の爆発は攻撃技ではないのですが、「199ヒーロー大決戦」に続き、また変則的な使われ方をしました。
まぁダイナマンといえば爆発!なのでこれはこれで面白いからいいです。

ダイナレッドはこの出オチのような技だけで、
続いてすぐに鎧はシリーズ第8作「超電子バイオマン」のレッドワンに変身して、
襲い掛かってくるゴーミン達を共通装備の万能武器バイオソードを光線銃モードにして撃って倒していきます。
ちなみに戦隊メンバーの携行武器に光線銃が加わったのはこの「バイオマン」が最初です。
そして続いて鎧はシリーズ第9作「電撃戦隊チェンジマン」のチェンジドラゴンに変身し、
キックを炸裂させた後、同じく万能武器のチェンジソードを光線銃モードにしてゴーミン達を倒していきます。

銃の後は剣で、鎧はシリーズ第10作「超新星フラッシュマン」のレッドフラッシュに変身して
個人武器のプリズム聖剣を振るい、
更にシリーズ第11作「光戦隊マスクマン」のレッドマスクに変身して専用武器のマスキーブレードをを振るい、
そしてシリーズ第12作「超獣戦隊ライブマン」のレッドファルコンに変身して
専用武器のファルコンセイバーを振りおろし、その場にいたゴーミン達を全て撫で斬りにしていきました。

そうして近くにいたゴーミン達を全部片付けると、
鎧はシリーズ第13作「高速戦隊ターボレンジャー」のレッドターボに変身しながら
倉庫内部にひしめくゴーミン達の方に駆けこんでいき、
キック、パンチ、そして共通装備の光線銃のターボレーザーでゴーミン達を倒し、
その流れの中でシリーズ第14作「地球戦隊ファイブマン」のファイブレッドに変身し、
個人武器のVソードでゴーミン達を斬りまくります。

そして鎧はシリーズ第15作「鳥人戦隊ジェットマン」のレッドホークに変身してジェットウイングを使って飛び上がり、
倉庫の2階にいたゴーミン達を滑空して蹴散らし、
2階に降り立つとシリーズ第16作「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のティラノレンジャーに変身し、
パンチとキックで戦い、シリーズ第17作「五星戦隊ダイレンジャー」のリュウレンジャーに変身して
赤龍拳の連続突きをゴーミンに叩き込みます。

そうして2階にいたゴーミン達を全部倒すと、
続いて鎧はシリーズ第18作「忍者戦隊カクレンジャー」のニンジャレッドに変身して、
再び1階に飛び降りて、忍法疾風斬りでゴーミン達を目にも止まらぬ速さで跳び回って斬り倒していき、
そこにいたゴーミン達を全部倒すと、シリーズ第19作「超力戦隊オーレンジャー」のオーレッドに変身して、
「オー・レ!」と勝利の決めポーズをとります。

オーレッドとしてのアクションはこの決めポーズだけで、戦闘アクションは無く、
そのまま鎧はシリーズ第20作「激走戦隊カーレンジャー」のレッドレーサーに変身して
高速移動で倉庫の別の場所にいた大量のゴーミン達の群れに突っ込んでいき、
フェンダーソードで斬りまくり、そのまま勢い余って倉庫の壁を突き破って奥に消えます。

その場にはゴーミン1人だけが生き残っており、鎧がいきなり壁の向こうにいなくなったので戸惑っていると、
地下から突然、シリーズ第21作「電磁戦隊メガレンジャー」のメガレッドが
ドリルセイバーを構えて出現して、そのゴーミンをぶっ飛ばしたのでした。
鎧は壁の向こうでメガレッドに変身してドリルセイバーで地下を掘ってきたのです。
そして地下から飛び出してゴーミンを倒して着地した鎧は
シリーズ第22作「星獣戦隊ギンガマン」のギンガレッドに変身し、
倉庫の外にひしめくゴーミン達に向かって、炎のたてがみを放ってゴーミン達を炎で包んで倒します。

更にその炎の向こうのゴーミン達を倒すため、
鎧は今度はシリーズ第23作「救急戦隊ゴーゴーファイブ」のゴーレッドに変身して
ファイブレイザーに消火器をつけて炎を一瞬で消し止め、
そこに飛び込んでファイブレイザーをスティックモードにしてゴーミン達を叩きのめし、
そのままシリーズ第24作「未来戦隊タイムレンジャー」のタイムレッドに変身、
ボルブラスターを撃ちながら回転し、周囲のゴーミン達を薙ぎ払い、
更にシリーズ第25作「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオレッドに変身して鋭い爪の一閃を喰らわせます。

すると次の瞬間には「超忍法・影の舞」の障子が画面に現れて、
シリーズ第26作「忍風戦隊ハリケンジャー」のハリケンレッドに変身した鎧が
影の舞の空間に落としたゴーミン達を叩きのめし、
シリーズ第27作「爆竜戦隊アバレンジャー」のアバレッドに変身した鎧が障子を破って飛び出してきて、
ゴーミン達をティラノロッドで倒しました。

続いてシリーズ第28作「特捜戦隊デカレンジャー」のデカレッドに変身した鎧は、
二丁のディーマグナムでゴーミン達を撃ちまくり、
更にシリーズ第29作「魔法戦隊マジレンジャー」のマジレッドの姿に変身して、
マジスティックソードでゴーミン達を斬りまくります。

そして鎧はシリーズ第30作「轟轟戦隊ボウケンジャー」のボウケンレッドに変身して
ボウケンジャベリンを振り回してゴーミン達を薙ぎ払い、
続いてシリーズ第31作「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のゲキレッドに変身して、
激獣タイガー拳でゴーミン達を叩きのめしていきます。

ここからまた剣技で魅せる鎧は、
シリーズ第32作「炎神戦隊ゴーオンジャー」のゴーオンレッドに変身してロードサーベルを荒々しく振り回し、
シリーズ第33作「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッドに変身して
シンケンマルでチャンバラ風の殺陣を力強く見せ、
シリーズ第34作「天装戦隊ゴセイジャー」のゴセイレッドに変身して
スカイックソードで西洋サーベル風の殺陣を華麗に見せ、残ったゴーミン達の大部分を一気に斬り伏せました。

そして飛び上がった鎧はシリーズ第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイレッドに変身します。
さっきはモバイレーツにゴーカイシルバーのレンジャーキーを挿したので
身体がゴーカイシルバーで頭がゴーカイレッドという変な姿になったのですが、
今度はゴーカイレッドのレンジャーキーを使ったので、全身がゴーカイレッドの姿に変身できたようです。

そうしてゴーカイレッドに変身して着地すると、鎧は僅かに残ったゴーミンをゴーカイサーベルで斬り倒し、
一気呵成にアカレンジャーからゴーカイレッドまでの歴代35戦隊の35人のレッド戦士に豪快チェンジして戦い、
遂にゴーミン軍団を1人で全滅させると、
まさかマーベラスが鎧に完全に戦いを一任して意思統一を図った戦いが出来るとは想像していなかったので
見事な鎧の戦いぶりを唖然として見つめるインサーンに向かって
「見たか!怒涛の歴代豪快チェンジ!35連発!!」と言い放ったのでした。

しかし、さすがに1人で35連続豪快チェンジとは無理をしすぎたのか、鎧はすっかり息が上がっており、
遂にゴーミンを全滅させた時点で「うっ!?」と叫ぶと、「うああ!!」と崩れ落ち、膝をついてしまいました。
ゴーカイレッド姿のまま鎧は立ち上がることが出来ず、「・・・どうなってんだ!?」と自分の身体の変調に困惑しました。
確かに35段変身はハードでしたが、普段の鎧はこれぐらいで倒れ込むほどにはヤワな鍛え方はしていないはずでした。

これはどうやら鎧はなまじ戦隊の知識が豊富なので
慣れないレッド戦士35人の技を全て使いこなすことは出来たのですが、
それは頭で使いこなしたようなもので、普段身体を使って使いこなしていない戦士の技ばかりであったので、
どうしても精神的な疲労が余分に溜まってしまい、
精神的な疲弊によってもはや戦うことが出来なくなってしまったようでした。
マーベラスの身体を借りているという負い目から、
マーベラスの戦う力を使って勝つことで義理を果たそうとこだわりすぎたために
鎧は窮地に陥ってしまったのでした。

この倒れ込んでしまった鎧の姿を見て、インサーンは単に合体戦士のパワーが尽きたと見て、
「パワーを一気に使い過ぎたようね・・・」とほくそ笑むと、
待機させていたスゴーミン1人を呼び出してカリゾーグと並ばせ、
「これで形勢逆転よ!」と合体銃をこの2人に向けて発射しました。
すると、カリゾーグとスゴーミンが合体して、両腕がスゴーミンのようになったカリゾーグがその場に出現しました。
「行け!スゴゾーグ!」とインサーンはまた勝手に変な名前を命名して、
そのスゴゾーグをゴーカイレッドの姿でへたり込む鎧にけしかけました。

「スッゴォ〜!!」と吠えて突進してきたスゴゾーグを、なんとか立ち上がって迎え撃った鎧でしたが、
あっという間にスゴゾーグに圧倒されてしまい、「わあああ!?」と吹っ飛ばされ、
スゴゾーグは「スッゴ〜ゴ〜ゴ〜!!」と勝ち誇ります。
スゴーミンはちょっとマヌケではありますが、
マーベラス達が変身しなければ太刀打ちできないほどの強さを持っている、それなりに精強な戦士ですから、
これが高性能の機械兵士であるカリゾーグの中身に入ることによって、
スゴゾーグは普通の行動隊長クラスの戦士にはなれるようです。

それでも普段の鎧ならばそう一方的にやられるような相手ではないのですが、
今の鎧は思わぬ精神的疲労のために意識朦朧としているので、
合体した身体をまともに動かすことも出来ず、一方的に叩きのめされてしまったのでした。
鎧は悔しそうに地面に突っ伏して「俺が・・・俺が1人で・・・カタをつけるんだ・・・!」と叫んで起き上がろうとしますが、
そこにスゴゾーグが「スッゴ〜!!」と吠えて突進してきて、鎧は迎え撃とうとしますが、
まだ起き上がることが間に合わず、絶体絶命の危機となりました。

その時、突然、鎧の変身したゴーカイレッドの身体の脚が勢いよく蹴り上がり、
振り下ろしてきたスゴゾーグの腕を「おりゃあっ!!」と蹴りあげ、弾き飛ばしたのでした。
バランスを崩したスゴゾーグはよろめいて後退し、
「すっげぇ・・・あいや、スッゴ〜!!」と、ビックリして、なんか言い間違えたみたいなセリフを言います。
インサーンも既にマーベラスと鎧の合体戦士のパワーが尽きていたのだと思い込んでいたので、
突然生き生きとした動きで反撃してきたのを見て「なに!?」とたまげました。

一方、鎧も意識空間で「え!?・・・これって・・・?」と驚いていました。
意識空間では鎧は倒れ込んだままであり、さっきスゴゾーグに蹴りを食らわしたのは鎧ではありませんでした。
さっきまで鎧に背を向けて陰に回っていたマーベラスが倒れた鎧に代わって前に出て、身体を動かしていたのでした。
しかし、マーベラスは確か、自分に戦いを任せて手出しをしないと言っていたはずだと鎧は驚いていたのでした。
するとマーベラスは鎧に背を向けたまま、手をブラブラして見せ
「約束通り・・・手は出してねぇぜ?」と事も無げに言います。

マーベラスはもともとは鎧1人に戦いを押し付ける気など無く、
自分と仲間の身体を元に戻すために戦うつもりでありました。
だから当然手も足も出す気は満々だったのですが、
鎧が自分のミスを自分で取り戻したいと燃えているので、それに水を差すことは避けて、
とりあえず鎧にここまでの戦いを任せていたのでした。
そして鎧は十分よく戦ったとマーベラスは評価しており、
ここまでくれば自分がバトンタッチしても鎧の気は済むだろうと思い、手出ししようと思ったのですが、
一応「手出ししない」という約束だったので、まずは足だけ出すことにしたのです。

鎧の方はてっきりマーベラスが自分の不手際を怒っているのかと思っていたら、
そういうわけではなかったと気付き、「ま・・・マーベラスさぁん!」と喜びの声を上げます。
その鎧の方をチラリと振り返ってからマーベラスは「・・・フン!」と駆け出しました。
これで鎧は自分が交替して戦うことを了承してくれたのだろうという感触を得たマーベラスでしたが、
「はあっ!」と飛び出して一応はまだキック技だけでスゴゾーグを圧倒し、
「おりゃあっ!!」とスゴゾーグを蹴り飛ばし、
スゴゾーグは「ごいす〜!!」と業界用語みたいなアホなことを言いつつ、よろめいて後退していきました。

そこでマーベラスはゴーカイセルラーとゴールドアンカーキーを取出し、
「今度は俺がお前の力を借りるぜ・・・!」と意識の中の鎧に向かって言いました。
さっきまで鎧がマーベラスの身体を借りている義理を果たすために
あえて慣れないマーベラスのレンジャーキーを使って戦ったのを見ていたマーベラスは、
今度は自分が鎧の身体を借りている義理を果たすため、
慣れない鎧の力であるゴールドアンカーキーを使って戦い、
これで貸し借り無しということで、改めて自分が交替して戦うことを鎧に了承させ、
晴れて手も使って戦おうと思ったのでした。

そうしてマーベラスはゴーカイセルラーにゴールドアンカーキーを挿し込み、
「ゴオオオカイレッド!!ゴオオオルドモオオオド!!」というコールと共に、
マーベラスの動かしているゴーカイレッドの身体にゴールドモードのアーマーが装着されます。

ゴールドアンカーキーは鎧が15の追加戦士のレンジャーキーを合わせてイマジネーションで作り出すものですから、
本来は鎧にしか扱えないものです。
だからゴールドモードも本来は鎧の変身したゴーカイシルバーにしか装着されないものなのですが、
今回はマーベラスと鎧が合体しているという特殊条件なので、
今回限りでマーベラスの意思で動かすゴーカイレッドにもゴールドモードが装着されるという珍事が起こったのでした。

普段の鎧のゴールドモードと違って、右手にゴーカイサーベルを持ち、
左手にアンカーモードのゴーカイスピアを握ったゴーカイレッドゴールドモードのマーベラスは
「これで36段豪快チェンジだ!!」と言い放ちます。
スゴゾーグは「す〜ごい!!」と、もう完全に普通の日本語になってます。

そしてマーベラスはさっそくトドメを刺しにかかり、
ゴーカイサーベルとゴーカイスピアをファイナルウェーブ状態にして、
ゴーカイスピアを「はああああっ!!」と指先でグルグル回し、回転させたまま前に放り投げ、
そこに「おおおりゃああああっ!!」と叫んでゴーカイスラッシュを叩き込みます。

するとゴーカイスラッシュのエネルギーがゴーカイスピアの作り出した円弧型のエネルギー場に引火して
大きな火の玉となり、それが猛スピードで押し出されてスゴゾーグに突っ込み、
「スゴオオオ!!」と叫ぶスゴゾーグを貫いたのでした。
吹っ飛んだスゴゾーグは「ああ〜あ!」と慌てて逃げようとするインサーンの横に落下、
その場で大爆発して粉々になり、インサーンも「ああん!」と吹っ飛ばされました。

その拍子にインサーンの握っていた合体銃が放り出されて、
ゴールドモードを解除したマーベラスの手許に飛んできます。
合体銃を受け取ったマーベラスは「フン・・・!」と手間はかかったがようやく作戦を成し遂げたことに安堵し、
一方インサーンは「フン!・・・今日のところは退却のようね・・・」と負け惜しみを言うと、
「キビシ〜!!」と猛ダッシュで退却していきました。
カリゾーグが失われてしまった以上、マーベラス相手に合体銃を取り戻せる公算も薄く、
取り戻す意義も大して無かったのです。

そうしてインサーンも去り、合体銃も確保して、完全勝利を確信した鎧は
また合体戦士の身体を動かして「やったぁ〜っ!!」と跳び上がり、
意識空間の中でもマーベラスに「やった!やったやった!やりましたねぇマーベラスさぁん!!」と
抱きついて歓喜します。
あまりに鬱陶しいのでマーベラスは鎧を肘打ちでぶっ飛ばしますが、
鎧はぶっ飛ばされても嬉しそうにしており、
マーベラスもとにかくお互いよく頑張ったと思い、鎧に微笑みかけるのでした。

そして今回のスペシャルDVDのエピローグは、
再びガレオンの船室に戻ってきたマーベラスと鎧がナビィの出迎えを受ける場面です。
「元に戻ってよかったねぇ!」とナビィが言葉をかけたマーベラスと鎧は
もう既にあの倉庫で合体銃の合体解除ビームを自らに向けて撃って元通りにそれぞれの身体に分離していました。

「ああ・・・」とマーベラスは戦利品の合体銃を持って船長椅子に腰を下ろし、
ようやく元通りの快適な1人だけの身体に戻った喜びを噛みしめました。
幸い、まだ他の4人は戻ってきていませんから、この恥ずかしい出来事は知られずに済みました。
すると、そこに鎧が「はい!これ!地球が好きになる超おすすめソフトです!」とマーベラスに向け、
1本のソフトクリームを差し出したのでした。
それを見てマーベラスは怪訝そうに「・・・なんか2つ混ざってねぇか?」と問いかけます。

確かにこのソフトクリーム、冒頭のシーンで鎧がマーベラスに食べさせようとして、
どっちがいいか迷っていた例のソフトクリームであり、
鎧は倉庫からガレオンに戻る途中でこのソフトクリームをちゃっかり買ってきていたようです。
ただ、さっきはバニラ味とイチゴ味の2本のソフトクリームのどちらにするか迷っていたはずなのに、
ここでは1本になっており、しかもそれはバニラ味とイチゴ味をミックスしたものとなっていました。

鎧はマーベラスの問いかけに対して
「ええ!俺たちの力を混ぜたみたいに、2つの味を混ぜた方が、よりいい感じになると気付いたもんで!」と
得意げに説明して、ソフトクリームを差し出しました。
鎧はマーベラスと合体したことによって今までに無い戦い方が出来たことを喜んでいるようです。
しかし合体している間、面倒なことばかりだったという印象しかないマーベラスは
「バカ言え!混ざるのはもうゴメンだ!」と、
その2つの味が混ざったソフトクリームもまるで縁起の悪いものであるかのように拒絶するのでした。

鎧は「そう言わずに〜・・・一口!」と無理に勧め、マーベラスは「いらねぇ!」と突っぱねます。
そうして「一口!」「いらねぇ!」「一口〜!!」と押し問答しているうちに、
鎧が押し出したソフトクリームが「いらね・・・」と言うマーベラスの口にベチャッと突っ込み、
一瞬2人は呆然とします。

しかし、そのバニラ味とイチゴ味の混じったソフトクリームを舐めたマーベラスは
「・・・うめぇ!!」と、その思わぬ美味しさを発見し、
鎧からソフトクリームを奪い取ると夢中で食べ始めます。
「でしょお!?ハッハッハ!!」と大喜びした鎧は「俺にも一口ください!」とせがみ、
食い意地の汚いマーベラスは「うるせぇ!」と独り占めしようとし、
「一口!」「うるせぇ!」と、また2人は押し問答を始めます。
それを見て溜息をついたナビィは「・・・まったく・・・仲良く出来ないなら、2人ともまた混ぜちゃうぞぉ!」と
合体銃を構えて、2人に向けて合体光線を発射したのでした。

これで本編は終了し、EDテーマとなります。
曲はお馴染みの「スーパー戦隊ヒーローゲッター」ですが、
ここで流れるのは「199ヒーロー大決戦」映画のEDで流れた、34戦隊の紹介を一気にやってしまうバージョンです。
まぁ普段のTV本編のテレビサイズEDに比べればロングバージョンということになりますが、
実際は通常の「スーパー戦隊ヒーローゲッター」のフルコーラスから
間奏と2回分のサビ部分を除いたショートバージョンということになります。
この劇場版バージョンの「スーパー戦隊ヒーローゲッター」にTV本編のEDの映像を合わせて、
34戦隊全部の紹介映像を網羅して最後にいつものTV本編EDのサビ映像を流して終わりです。

そして特筆すべきは、ライブマン部分の映像とターボレンジャー部分の映像の間、
それとタイムレンジャー部分の映像とガオレンジャー部分の映像の間にそれぞれ、短い間奏があるのですが、
ここに本編ラストシーンの続きっぽいイメージで、
マーベラスと鎧の合体したヤツが怒ってナビィを追いかけているカットや、
ナビィと合体したマーベラスに驚く鎧や、ナビィと合体した鎧に驚くマーベラスなど、何やらカオスなカットの後、
最後は結局、マーベラスと鎧とナビィは全部分離して元通りとなるというところでガオレンジャーの映像となります。

ちなみに、このようにちょっとしか登場はしませんが、
鎧がEDテーマの映像に登場したのはこのスペシャルDVDのみということになります。

そしてこのEDの最後のカットも、いつもはマーベラス達5人の変身後姿だけなのですが、
ここに鎧のゴーカイシルバーも乱入してきて、
5人の映像がワイプで小さくなっていくのを追いかけて鎧もそのワイプ目がけて飛んでいき終わりとなります。 にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
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